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紅蓮_6

王子は今、ラントに勝つための

方法を考えていた。

自分がラントに倒される

明確なイメージが見えているからだ。

「お前の魔術だか魔法だかの

カラクリは分からん。

だが何にでも限界はある。

特にそれが物の場合、

根性ではどうしようもない。

俺はその限界を無理やりねじ伏せた。

お前と違って大層な志しを

持っていないこの俺の力でだ」

ラントは拳を引いた。

次の攻撃を撃つために引き絞っている。

「『守りたい』。だから何だ。

俺が守らせると思うか!」

空気が変わった。肌で感じる。

今までの攻撃とは威力の桁が違う。

「気づいてたよな。俺が手加減してたこと。

俺が少し力を込めたら、目の前まるごと

一掃できるってこと」

知っていたから王子は

ラントから離れなかった。

無関係な人を巻き込まないために。

しかし、生来の臆病な性格が災いした。

「防げなきゃ死ぬぞ?」

もう発射体勢になっている。

防げるか。王子は即、無理だと判じた。

もう自分には相殺するための

火力は残っていない。

すぐに逃げることを考えた。

「お前でなく、後ろがな」

「!?」

横目で背後を振り返る。

そこには自分を慕う臣下たちがいる。

王子に選択肢はなかった。

非情な力の激流が王子に向かう。

人を守る、主君の背中に臣下は叫んだ。

「王子っ!」

王子は激流に身を投じ、

呑み込まれてしまった。

読んでいただきありがとうございます。


今後も掲載する予定です。


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