表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/301

悪手_1

コン コンコンコン コンコン

「誰だぁ、こんな時間にぃ?」

コン コンコッコン

薄暗い路地裏の扉が開いた。

先の不規則なノックと酔っぱらいの

やり取りがなければこの扉は

今も固く閉まっていただろう。

「お待ちしておりました、王子」

ひざまづく数人に囲まれ、

今までラントと話をしていた使者たちが、

上着を脱いだ。

王子と呼ばれた男は

疲れた様子で椅子に腰掛け、

水を一杯煽った。

「いかがでしたか。この国の新しい王は」

王子は目を伏せて黙ったままだった。

代わりに付き添いの一人が話す。

「とんでもない無礼者だったわ!

礼儀も知らんし、人としての倫理もない!

あのような蛮族が王を名乗るだけでも腹立たしい!

いいや! 自己紹介もせんし、こちらへの興味を

全く示さん! こんな屈辱は初めてだ!」

激昂する付き添いの言葉に

聞いていた者たちも怒りを覚え、

口々にラントへの暴言を吐いた。

「よい」

王子が手を上げて制すると、

罵倒がピタリと止まった。

「すぐにこの街を。

いや、この国を発つ。準備しろ」

王子の決定にラントへの暴言を始めた付き添いが

意見をあげた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ