表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/301

攻め手_2

「嘘も何も。俺は真実しか話していないぞ?」

つれない態度をされても、ラントはおどけていた。

ヒメは諦めて別の質問をした。

「どうしてここにいるの?

あなたみたいな戦うのが好きな獣なら

わざわざここに留まらず、

どこへなりとも出向いていけばいいでしょ。

どうしてこの国を奪うなんて休憩(・・)を挟んだの?」

その質問には少し困った顔で答えた。

「戦狂いは認めるが、獣扱いはよせ。

俺だって人間だ。弱点ぐらいある」

「例えば?」

「心臓と脳を抉られたら死ぬ」「バカにしてる?」

「ともかく不死身ではないということだ」

ラントは壁に背中を預ける。

「そして俺は強いが、最強じゃない。

連合国とやらの底が知れんのに、

うかつに手を出すわけにはいかん」

「ウチには攻めてきたくせに」

「それは大師とかいうのと戦っていたからだ」

かつてラントは自分を解き放った魔術師と戦った。

序盤は苦戦したものの、結果はラントの圧勝となった。

「この国屈指の実力者であれなら、

十分勝てると思っていた」

ヒメには侮り以外の何にも聞こえなかったが、

ラントはきわめて客観的に判断していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ