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滅んだ国_2《魔法使い編》

次に兵士の数を大幅に減らした。

貴族から奪った金を配り、ほとんどを退役させた。

こちらの反発は少なかった。

目の前のお金で納得したこともあるが、

たった一人に負けてしまったショックで

やる気を失くした者が多かったからだ。


それから数日、ラントは

寝る間を惜しんで待ち続けた。

自分でも暴政と思えることをした。

誰かは怒り狂って歯向かってくるはず。

しかし蜂起も暴動も起こらない。

乗っ取りから三日もたつと

誰もが普通に生活していた。

少し前の襲撃が嘘みたいに平和で、

耳元で鳥のさえずりさえ聞こえていた。

「やはりこちらから打って出るべきか」

ランドがそう呟いたとき、

下から彼を呼ぶ声がする。

「ラント様、連合国から使者が来ました」

その知らせを聞いて、

新しいおもちゃを見つけた

子どものように喜んだ。


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