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召喚者_2

老木の杖を持った老人が

神様に向かってするように

頭を下げている。

「聞こう。お前の願いを」

「ありがとうございます。戦鬼様」

地面に額をこする老人を放置して

男は割れた石の一つを椅子にして座る。

そこで何かが足にぶつかった。

雑巾の塊と思ってつまみ上げると

布一枚を羽織った少女だった。

改めて見回すと、自分を中心に

雑巾の塊が規則的に積まれているが、

おそらくどれもこれと同じなのだろう。

少女の着ていた服を剥ぎ取り、

丸出しだった自分の腰に巻き付ける。

「これは?」

逆に着るものすら奪われた少女は

何の抵抗もなく転がっていた。

「これは我が組織に属する

《解術士》でございます。

戦鬼様の封印を解くため、選りすぐりの

者たちを用意いたしました」

「解術士。知らん名だ。

それは凄いのか?」

「ええ。それはもちろん、

高度な封印術を解くことに

特化しております。

そのために魔法への並外れた分析力と

知識が必要でございます。

何より生まれながらの適正が前提で

非常に希少な役目です」

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