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決戦_1
約束の時間が来た。
崩された門が吹き飛び、
土煙の向こうから化け物がやって来る。
「準備は出来ているよな?」
杖や水晶を構える魔術師の軍隊が
二人を待ち構える。
その中から物腰の柔らかそうな兵士が進み出る。
「もちろん。しかしお恥ずかしい話ですが
いきなりの訪問で充分な戦力を
揃えたとは言えーー」
「やめろ」
ラントは兵士の言葉を一蹴した。
「くだらない時間稼ぎだ。
今は連合国とやらと戦ってる真っ最中なのだろう?
ならばどんな状況でも対応出来て然るべきだ。
それでも俺は1日待った。
これ以上の時間が欲しいなら言葉ではなく
力ずくで奪いに来い!
生存への希望が欲しいなら戦って勝ち取れ!
もしまだ時間が欲しいと俺にすがるつもりなら
今ここで永遠の休みをくれてやる」
自分を囲む兵士たちを端から睨みつける。
全員が口を閉めているのを確認して
ラントは両手を前に出した。
「よい。では、始めよう」
パン、と手をたたいた音を合図に
魔術師たちの攻撃が始まった。




