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幕引き_2

ラントは満足気に沈黙した。

「やった……のですか」

腹の大きな傷を付けた副官が

恐る恐る総司令に聞いた。

「ああ。そうだ」

振り返り、総司令は言った。

「俺たちの勝利だ!」

そう断言した途端、歓喜の声が上がった。

「「「「うぉおおぉぅ!!」」」」

九死に一生を得た喜びで

兵士たちが抱き合ってはしゃぐ。

自分のことのように

彼らの喜びを感じる総司令だったが、

疲れが出てよろめいた。

「総司令! しっかりしてください」

「すまん。だが、少し休む。

しばらくは戦いたくない」

副官の肩を借りてゆっくり歩く。

「帰ろう。俺たちの国に」

一世一代の大勝負を終えて

英雄たちが帰路に着く。



戦いを少し離れた位置から

一部始終見ていたヒメはつぶやく。

「こんなにあっさり死ぬものなの?」

「そんなはずがないだろう」

「え?」

ヒメは急に変わったアイサの口調に驚く。

「だそうです」

「だそうですって、え? 誰が言ったの?」

アイサはすっと剣が刺さったままの

死体を指差した。

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