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決着_4

ラントは殺気を感じて

振り返った。

そこにはすでに大剣を

自分に向けて跳びこむ総司令が迫っていた。

切っ先が折れて短くなったものの、

剣の光は目が眩むほど眩しかった。

そこ(・・)にも命を削っただろう)

すでに限界を超えている。

執念強い姿にラントは

畏怖に近い感情で受けて立つ。

まずは支えていた岩を破壊。

降って来る石が邪魔をしないよう、

覚えた魔法・魔術と自力で砂になるまで砕く。

次に地盤の強化。

また爆発で水を刺されないよう、

上から押し固める。

目前に迫っていても、それだけのことが

出来るほどラントの手は早く、

冷静に捉えていた。

(不確定事項は取り除いた。

あとは側面から叩き折れば終わりだ)

摩擦がなく刀身が掴めないなら

根元を折って無くせばいい。

剣がギリギリ届かない瞬間、

一番力をかけやすいタイミングを待っていると

ふと、ある疑問が浮かんだ。

(透明化が使えるのに、

なぜ刀身を光らせたままにする必要がある?)

その答えに行き着く寸前、

ないはずの剣先がラントに刺さる。


「あ」


音もなく大剣がラントの心臓を貫いた。

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