表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
139/301

決着_3

正面からの銃撃をラントは

軽々受け止めた。

「諦観か。老け込んでるな。

いつ死ぬか分からん歳ならば

なおさら若く青く生きねば、

枯れ落ちるだけだというのに」

『旧世代がいつまでも

大きな顔をしては芽は育たない。

時代とはその世代が作り上げていくものさ。

それに少々、あんたは傲慢が過ぎる。

近いうちに足元を掬われることになる』

「そうだといいんだがな、っ!?」

ラントの背筋が一瞬ヒヤッとする。

「まさか!」

『今の若者だって根性無しばかりじゃない』


濃い土煙が視界を塞ぐ。

しかし、彼の耳に届いていた。

悠々と喋る敵の声と

その向こうから微かに聞こえた発砲音。

位置を考えて今、自分は

敵の背後に立っている。

(なら行くしかないだろう!)

何者かの爆撃を受けて死に体だが、

あと一歩だけ。

あと一歩だけ前に進みたいと

総司令は踏ん張った。

せめて死ぬなら

溜めに溜めた力をぶつけてからと

傷だらけの体を煙の中に投げ出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ