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希望_6
思い通りに体を
動かせないこともあり、
ラントはひどく焦れていた。
「もういい。いい加減耳障りだ」
このまま打ち合いを続けて
回復を待てばほぼ間違いなく
勝てるだろう。
しかし、それが目的ではない。
すでにそれは終了している。
「お前たちは用無しだ。
とく消えよ」
本調子ではないが、
この程度の相手なら
十分倒せる。
その確信を持ってラントは
最後の一発を拳に込めた。
充填時を狙って総司令の攻撃が
激しさを増す。
それでも危機感が全く湧かない。
「これにて終幕ー」
それを待っていたように
二人の足元が爆発し吹き飛んだ。




