表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/301

希望_6

異音で苦しむラントは

たまらず掴んだ剣を

総司令ごと放り出した。

反射的に放したため、

投げ出された総司令は

空中で一回転し容易に着地した。

「《超振動》を付けた剣に触れて、

その程度で済むなど、やはり化け物か」

「振動だと!?」

総司令は魔術を使い、

大剣の表面に高周波の振動を加えていた。

それにより対象との摩擦が小さくなり、

切れ味を何倍にも跳ね上げる。

その原理をラントは知らない。

そして、重要な点はそれではなかった。

「打ち止めか?」

「まだまだ!」

大剣の輝きが一層強まる。

不規則に揺れて乱反射することで

生まれた光が虹色に干渉しあう。

気高い意志と希望を乗せた美しい剣閃と

我欲を満たすために力を極めた無骨な拳が

ぶつかり合う。

両者はほぼ互角で

長丁場になるかと思われた。

「うっとうしい!」

しかし、打ち合いを嫌がり

ラントは愚痴をこぼした。

触れるたび、背筋に寒気を

感じさせる不快な音が伝わる。

生物の本能としてこの音に耐えることは

ラントにも不可能だった。

読んでいただきありがとうございます。


今後も掲載する予定です。


ブックマーク、評価、感想を

どうぞよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ