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獣狩り_6
砂や小石が空へ吸い込まれていき、
一つに固められていく。
「ん?」
視界の隅で数人が立ち上がる。
しかし、どれも満身創痍で
立つのがやっとの様だった。
霞む目で睨み付けてくるが、
もはやラントは敵とすら認識しなかった。
「何をする気だ、と言いたげだな。
安心しろ。戦いは終わった。
今は自分の力がどこまで制御出来るか
試しているだけだ」
塊は次第に巨大化し、太陽を隠した。
「試し撃ちで要塞を潰せたが、
国は出来るのか。
その可否を見極める」
「や……めろ」
戦いが終わっても
ラントの殲滅はまだ続いている。
止めなくちゃいけないのに
体が言うことをきかない。
「お前たちが悪い。
お前たちは『弱い』という罪を犯した。
だからここで死ぬのだ」
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