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獣狩り_2
ラントの相手は連合国の実力者十数名。
以前、使者として王国に来た《紅蓮の貴公子》と
同程度の猛者が同時に挑む。
単純に十倍以上強い敵ではあるが、
戦力が上がっているのはこちらもだった。
直に見て魔法を学習したラントは
ほとんどの攻撃の威力と避けるタイミングを把握した。
相次いで連合国側から戦線離脱者が生まれ、
総司令を含めて残りは六人しかいない。
それでもよく戦えていると評価するべきだろう。
「はは、当たらないなあ」
連合国側もまた攻撃のパターンを把握して
防ぎ躱していた。
「俺たちも援護するぞ」
離脱者を非難させる以外ただの案山子になっていた
兵士がせめて肉壁ぐらいにはなろうと前に出るが
「お前たちは邪魔だ。どいてろ」
と現在戦っている味方から命令された。
上官から言われては従う他なく、
黙って勝利することを祈っていた。
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