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人間_2
「来世って言いやがったな?
ってことはやっぱり殺しやがったのか!
このクソ野郎」
「怒るか。それも良いだろう。
なら戦え。戦って俺を討ち取るがいい。
仇を取ればいい。他ならぬ俺が許す」
「言われなくてもそうしてやらあっ!」
兵士たちは一斉に
ラントへの攻撃を仕掛けた。
「そうだ。怒れ。
憎め。怨敵死すべし。
それでこそ人間だ」
兵士たちの攻撃は
不自然な軌道で
全てラントにぶつかり続けた。
爆煙や土埃が姿を隠す。
「ただし」
煙の向こうでラントは
それらをかき消すほどの
光を創造する。
「弱者の戯言は
断じて許さん!」
掲げた手には太陽のような
大きな炎の球が浮かび、
周囲の塵を焼き尽くしていた。
それを兵士たちに落とした。
良くても大火傷を負いそうな熱量だが、
「フンッ」
その前に一刀両断され、空中で燃え尽きた。
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