103/301
準備_3
「戦うことこそ俺の全て。
それ以外のことを
俺は一切するつもりもない。
他の何を犠牲にしても
己が懸けたものに殉じる。
そうあるべきと思うし、
他の者もそうであるべきだと
俺は強要する」
ラントはヒメを見下ろしながら
すっと立ち上がる。
「ゆえに。お前のような
花畑のような頭をしている者は
俺が変えた世界では
まず生き残れない。
俺に復讐する以前の話だ。
そろそろアイサの準備も
出来た頃合いだからな」
ラントは壁の隅にずっと立っていた
魔術師(解術士)のアイサの頭を
ぽんぽんと叩いた。
「それは一体どういうことなの?」
問いかけるヒメに
ラントは白い歯を見せて笑った。
「楽しみは取っておくものだ」
ほどなくして世界の命運をかけた
ラントと連合国との戦が始まった。
読んでいただきありがとうございます。
今後も掲載する予定です。
ブックマーク、評価、感想を
どうぞよろしくお願いします。




