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ルイーザ 第十二部 第四章

「ふふふふふ、楓殿を気絶させればよかろう」


 マウントポジションを取った後、魔王クルシュの中の酒と武の神のバルカス神は魔王クルシュのレバーをアルフォソ王子の中の教王の中の楓に握らせた。


「何、させてんだっ! 」


 魔王クルシュがたまりかねて出て来て叫ぶ。


「ふふふふ、戦いと言うものを見せてやろう」


 酒と武の神であるバルカス神にはそれは通じなかった。


「はぅぅぅ! 」


 その魔王クルシュの身体で、魔王クルシュと酒と武の神のバルカス神が文句を言い合っている間に、楓はアルフォソ王子の中の教王の中で気絶した。


「ふはははははは、これで良かろう。さあ、教王よ。貴様が終わる時が来たのだ」


 そう叫びながら、魔王クルシュの身体の中の酒と武の神であるバルカス神のマウントポジションからのパンチが教王を一打二打と襲った。


「馬鹿め。貴様の負けだ」


 そう殴られながらアルフォソ王子の中の教王が罵った。


「ほほう……どういう事だ? 」


 魔王クルシュの身体の中の酒と武の神のバルカス神がアルフォソ王子の中の教王に聞いた。


「貴様の弱点であるレバーはここにあるのだ」


 そうアルフォソ王子の中の教王がレバーを掴んでいる手の握力で握り潰そうとする。


「なるほどな」


「貴様は楓を気にして愚かにも余計な事をしたのだ」


 そう互いにマウントポジションで睨み合いながら、アルフォソ王子の中の教王は魔王クルシュの中の酒と武の神のバルカス神を嘲笑った。


 実はかなり深刻な戦いをしていたのに、周りの兵士達は四大守護者まで下品過ぎてドン引きしていた。


「股間のレバーを握り締めていますよ。教王が……」


「何ですって! 」


「まさか、あいつの身体を使ってぇぇぇ! 」


 望遠鏡で見たクリトラオスの言葉でロイド法王とコンラート皇帝が盛り上がって、二人で望遠鏡の奪い合いになっていた。


 カルディアス帝はついていけないと、一歩引いていた。


「ふはははははは、残念だが、私は痛覚を魔王クルシュと連携していない。つまり、その攻撃は私には効かないのだ」


 そう魔王クルシュの身体の中の酒と武のバルカス神の勝ち誇った言葉が続く。


 そして、凄まじいマウントパンチを繰り出した。


 平安時代の藤原氏が使っていたと言われるマウントパンチだ。


 初めて、グレイシー柔術で見たときは、子供の喧嘩かよと思ったが違うのだ。


 固定されて振り落とされるパンチは弱いけど、目とかを狙う事で相手の視野を奪えるのだ。


 そして、そのマウントパンチこそ、あくまでチョークスリーパーや腕秘ひしぎ十字固めへの連携技だった。


「どうかな? 魔王クルシュはそう思ってないようだが……」


 教王が目尻を切りながらも言い返した。


 その手には強力に握り締められたレバーがあった。


 そう、酒と武の神のバルカス神には影響は無いが魔王クルシュの身体は戦いながら痙攣していた。


 痛みは全て魔王クルシュだけが受けているのだった。


「変なことしてるんじゃなくて戦ってんだよ。楓を気絶させるために、レバーを触らせたんだろ。それを逆にとられけど、何時ものように酒と武の神であるバルカス神は自分の事しか考えて無いから、ダメージは魔王クルシュに全振りで戦ってんだと思う」


 そうカルディアス帝がクリトラオスとロイド法王とコンラート皇帝のノリノリの盛り上がりを見かねて望遠鏡を奪って解説した。


「覚めてるなぁ……」


「せっかく、盛り上がっていたのですがねぇ」


「そういう所が空気が読めないって言われるんですよ」


 何故か、真面目に戦っていて冷静に様子を見ていたカルディアス帝がコンラート皇帝とロイド法王とクリトラオスに冷やかに突っ込まれて舌打ちした。


「目的を間違えて無いか? 」


 腹立ちまぎれにカルディアス帝が吐き捨てたら戦況が変わった。


 


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