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ルイーザ 第十一部 第七章

「大体、どうしても男と男の拳でやり合いたいと言うのなら、今は水龍神ラトゥースの加護紋が消えた魔王クルシュで良いのでは? 」


 麗王がブチ切れて叫び続けてたのが一段落して、冷静になって、そう酒と武の神のバルカス神に話す。


「いや、男はちょっと」


 そう酒と武の神のバルカス神が否定したので、麗王がブチ切れた。


「男と男の拳の殴り合いだって言ってたじゃないの! 」


「それは身体と身体の肉体を使った戦いこそって言いたかったんだよ」


「屁理屈じゃん」


「いや、実はとても大きな理由があるのさ」


 酒と武の神のバルカス神が意味ありげに話す。


「どんな理由が? 説明してみなさいよ! それがおかしいなら、別に武王と顕現しても良いじゃない! 今は水龍神ラトゥースの加護紋は消えてるし……」


「やれやれ、麗ちゃんには分からないかな……」


 酒と武の神のバルカス神がそう微笑むので、麗王はいらっとしていた。


「つまり、私は裸で戦うのだよ。全身裸でね。昔の君の世界で聞いたパンクラチオンのようなものだ。だから、着衣系の武道は私には通じない。裏を返すと捕まる所があるのが駄目なのだ……」


「捕まるとこって……」


「男には股間にレバーがあるだろ? 」


「はあああああ? 女性にだって胸があるじゃない! 」


「ふふっ」


 そう酒と武の神のバルカス神が優しい目で微笑んだ瞬間だった。


 その瞬間、凄まじい暴力が酒と武の神のバルカス神を襲った。


 全ての兵が恐怖で凍り付いた。


 麗王が酒と武の神のバルカス神の髭を掴むと殴り続ける。


 顕現してないのにバルカス神を麗王が掴めるのがおかしいので、魔王クルシュも流石にドン引きしていた。


「ほら、髭とかだって掴めるから駄目だろぅがぁぁぁ! 」


 麗王が叫びながら酒と武の神のバルカス神をボコボコにするが優しく微笑んだままだった。


「やかましいわ! 私にだって胸も掴めるくらいあるわぁぁぁ! 」


 酒と武の神のバルカス神が全然効いてるようでなかったので、麗王がさらに絶叫しながら殴り続けた。


 だが、酒と武の神のバルカス神は春の朗らかな日差しのように微笑み続けていた。


「いや、胸はあるでしょ。お嬢は」


「あるじゃん」


 そうクリス部隊長とテイラー部隊長がそう話す。


「やかましいわ! 前世だよ! 前世っ! 」


 言いながら、今度はクリス部隊長とテイラー部隊長が蹴り飛ばされた。


 魔王クルシュはドン引きした後に小さく屈んで、馬から降りた叔父の将軍の陰に隠れたままだった。


 結果として、蹴り飛ばされてクリス部隊長とテイラー部隊長は血を吹き出しながら倒れて気絶して、魔王クルシュも叔父の将軍の陰から引き出されて、酒と武の神のバルカス神とともに正座をさせられていた。


「私は顕現しません。でも、今は緊急時です。だから、こちらの武王と顕現してください」


 そう凄く冷淡な言葉で麗王が正座している魔王クルシュと武の神のバルカス神に告げた。


「分かったよ。麗ちゃん。しょうがないさ」


 そう殴られても朗らかな感じで酒と武の神のバルカス神は笑った。


「いや、俺は顕現を受けると言ってませんけど……」


 と魔王クルシュが答えたら、凄まじい地響きがするような麗王の震脚が魔王クルシュの真横に来た。


「何? 」


「やります……」


 かくして、魔王クルシュと酒と武の神のバルカス神は顕現して合体して戦う事になった。


 仕方なく、酔っぱらわないといけないので、樽の酒を飲み続ける魔王クルシュ。


 それを少し残念そうに見る酒と武の神のバルカス神とドン引きしている叔父の将軍達の姿は滑稽にすら見えた。


「顕現! 」


 そう叫ぶと魔王クルシュの身体に酒と武の神のバルカス神が入った。


 そして、それと同時に魔王クルシュの服を引き裂いて真っ裸になった。


「あ、あの……何故、今、裸に……」


「向こうで裸になれば良いのでは? 」


 ボロボロになったクリス部隊長とテイラー部隊長が聞いた。


「熱き血潮に服など邪魔なのだよ」


 そう魔王クルシュの姿の酒と武の神のバルカス神が笑った。


「立ってるよ」


 叔父の将軍が呻く。


「でかっ! 」


 魔王クルシュのチンコは立ったままだった。


 顕現したせいか威圧感から倍の大きさに見えた。


「では、先に行ってくる」


 そう酒と武の神のバルカス神が言い残すと疾風のように走って行った。


 凄まじいスピードだった。

 

 だが、肉弾戦に掴むとこがあるのは問題があるはず。


 果たして、股間のレバーがの存在がどう戦いに及ぼすのが分からなかった。


 それよりも、麗王が魔王クルシュの巨砲のようなフル勃起を見て、冷静に見ていたのがクリス部隊長達は信じられなかった。


 あんなでかいのを見て驚かないなんて、ルイーザ……麗王は見慣れてるのか?


 一番叔父の将軍がそれで衝撃を受けていた。


 かくして、激戦地に戦いの神は先行して向かったのであった。



これで第十一部は終わりです。


次回は来月になります。


もし、宜しければ感想など頂けるとモチベーションを向上できるのでありがたいです。


なるべく、お手柔らかにお願いいたします。<(_ _)>


 

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