表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/176

ルイーザ 第八部 第五章

「とりあえず、敵の兵士を戦えないようにしょう! 」


 そう魔王クルシュが叫んだ。


「分かった」


 麗王もそう応じた。


 魔王クルシュも麗王も相手の腕を怪我させたり、剣の刃でない部分で相手の腕とかを折る方向に戦いを変えた。


「たいした、余裕ですな」


 クリトラオスが驚いた。


「元々、元の世界でも古流の剣術を習ってましたからね。両方ともああいうのは得意ですし」


 そうロイド法王が答える。


「少し、数を減らすぞ」


 そう言うと、カルディアス帝が手で印を組み始めた。


「雨も降ってますし、こちらも痺れますよ」


「いや、この際、仕方あるまい」


「いや、貴方も、あまり魔王クルシュの事を行き当たりばったりって非難できませんよ。皆さん、濡れて無い所に移動を」


 そうロイド法王が苦笑した。


「雷神ベルクナス! 我が敵を倒し給え! 」


「させんわっ! 」


 カルディアス帝が叫ぶと同時に教王が手をあげて巨大な防御用のドームで兵士達を覆った。


 その透明なドームの上を電撃が流れて、兵士達には当たらなかった。


「あれは……」


「教王の防御陣ですね。魂になって身体を変えても使えると言う事ですか」


 カルディアス帝が必殺の雷を防がれて呻く。


「良し、今度は俺だな」


 そう魔王クルシュが答えた。


「やめろっ! 全部津波で流れてしまうっ! 」


「いやいや、街を再建したのに意味がない! 」


「俺達も流されるだろっ! 」


 麗王とロイド法王とカルディアス帝が一斉に叫んだ。


「しかし、このままじゃどうする? 」


 その時に教王の前に真っ黒い衣装を着た男が突然に表れて四人降り立つ。


「教王様。そろそろ引いた方が良いです」


「何? 」


 教王が呻く。


「すでにこちらに来るはずだったアルフォソ王子の軍隊は阻止されました」


 そうその四人の一人が話す。


「誰が潰した」


「麗王の命令で、スタンリー公爵家の軍が出て、隘路に兵を伏せられて、ボウガンの連続攻撃でやむを得ず引きました。単身で縛王がこちらに来られたのが失敗でしたな」


「くっ! 仕方あるまい! 楓の暴走だ! 」


「そして、ゼクス帝国のコンラート皇帝は麗王の連絡で反乱を未然に防ぎ。こちらに向かっておりますれば……」


「ちっ! 」


 教王が呻く。


「いや、何で俺達には知らせが来てないのっ? 」


 カルディアス帝が麗王に叫ぶ。


「連絡を出したんだがな」


 剣で敵を潰しながら麗王が答えた。


「その連絡は我らが潰した」


 そう黒衣の四人の一人が答えた。


「なるほど、四大守護者ですか。また、教団を復活させる気ですか? 」


「当たり前だ! 簒奪者め! 」


「我らの教団こそ、正統よ! 」


 ロイド法王の言葉に黒衣の四人が叫ぶ。


「厄介な奴等を復活させたな」


 カルディアス帝も呻く。


「仕方あるまい、引くぞっ! 」


 教王がそう答えると、目の前にどさりとアルフォソ王子の身体を四大守護者の一人が置いた。


 それに教王が乗り移ろうとしているようだ。


 老いた老人の顔がショートカットの少女の顔に戻っていっくと、その場に倒れた。


 そして、アルフォソ王子が立ち上がった。


「ちっ、魂を移動したかっ! 」


 カルディアス帝がそれを見て舌打ちした。


 それと同時に魔王クルシュが持っていた剣をアルフォソ王子に投げた。


 だが、それは黒衣の一人の剣に弾かれた。


「くそっ! 」


 魔王クルシュが舌打ちをする中で、カルブスト将軍とサグレス枢機卿も手勢を連れて引き上げだした。


「では、またな」


 アルフォソ王子は笑うと四人の黒衣の男と消えた。



 今回のは7章で、後、キャラクター紹介が付きます。


 宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ