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その他 詩 純文学

認証システム

作者: 山目 広介

 ピッピッピーー


 エラーになった。

 これで3つ目だ。角膜認証、網膜認証、そして顔認証だ。

 いくらなんでもそれはないでしょう?

 角膜、網膜は俺が糸目だからとエラーしやがった。

 顔も写真とかで間違えないように目を開けてそれが動いていることを確認しているそうだ。

 だが俺の目を確認してくれない。しかも3度確認し、すべてダメ。

 酷すぎる。


 仕方なく、静脈認証で通ることが出来た。指の静脈を認証、しかも生きていることを示すように血が流れていないとエラーになって通れないらしい。赤外線だかで中がスケスケらしい。

 まさか登録だけでここまで時間が掛かるとは……


 会社に入って希望する部署に行けるのは稀だろう。

 しかも俺は静脈認証を設置してあるところ以外は消去法によって除外される。

 従って、目的の部署に俺は配属された。……分かっていたが酷い。




 そしてオレは静脈認証に指をかざし、扉を開く。

 それにしても酷いシステムだ。

 流れているのが血液でなくも認証するとは。

 流石に監視カメラがあるから、他の認証は辛かったんだよな。

 冷却保存でしばらくもつとはいえ。

 さーそんなことより仕事仕事。せっかく入室したんだから。

 資料はどこかなー。





『……先日警察が容疑者と目していた男が死体となって発見されました。そして未だに手首が見つかっていない模様です。……』




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