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番外編?トモのネクスト

10ヶ月放置していた奴に追加を加えました。

面白く出来ないなら次に繋がる展開にすれば良いと思ったんですよ

 今、有名ホテルの大ホールにいる。

 シェリータウンファンの有名配信者【ラチェット】が土壇場キャンセルしたパーティーを見つけて交渉したらしい。

 キャンセルした側は料金は支払い済みだからかなり格安らしい。

 彼が全額支払ったらしいが採算取れるのか尋ねると


「馴れ初めとか撮影させてくれたらOKッス!

一応会費は貰うんで赤は出ないとは思うんで

トモさんとお近づきに慣れたほうが自分的に大きいんで無問題モウマンタイッス!」


 彼が良いのなら構わないのだが200から300人集まるホールに俺とミサの馴れ初めを聞くために集まるとは思えない。


 と思っていた時期がありました……。

 スゲーあっ待っているんですけど!!

 ミサが元タレントだから?

 それにしても暇人しかいないのかよ!?


 ある程度人が集まったところでラチェットが司会でオフ会が始まる。


「第一回トモさんの馴れ初めで酒を飲む会の開催します!」


「2回目とかあるのかよ!」


 思わず突っ込む俺に笑いが起こる。


「相変わらずツッコミ冴えてますね!

僕は登録者10万人の【ラチェットちゃんねる】のラチェットです。

ちゃんねる登録ヨロシク〜☆

えっと会場を抑え立て替えたのでトモさんの許可で動画撮影の許可を得ていますので写りたくない人は大量に100均でサングラス用意したので付けてくださいね

では主役のトモさんとミサさんの登場です!」


 ミサとステージに上がると


「これオフ会だよな?乾杯しないのか?」


「すいません馴れ初め聞きたくて忘れてたッス!」


「どれだけゴシップ好きなんだよ!?

と言うことで乾杯!」


「飲み物持ってない人もいるのに!?」(ミサ)



 再び笑いが起きる、ナイスミサと思いつつ馴れ初めを話し始める。

 二人で再現したり面白おかしく話最初はウケていたがエレベーターで待ち伏せあたりで静かになっていき浜松での再会でドン引きに!


「最初は怖かったけどミサって美人さんだから追われるばかりで追う事が苦手な不器用な娘だと思ったら愛らしく思えてね」


 ここから空気を取り戻し告白の再現をすると大歓声に!


 新横浜駅で待ち伏せで空気が微妙になるがミサがイケオジ好きな理由を語り

 初恋の相手が俺だと分かると涙ぐむ人まで!


 馴れ初めということなので話はここまでで、歓談となる。

 ミサのご両親と対面し、お父さんと殴り合って親交を深めた話は機会があれば語ることもあるだろう。


 お祝い言われたり、写真撮影(ぶら下がり多め)したりしていると毛色の違う紳士に話しかけられた。


「はじめまして、トモさん。弊社のシェリーを深い愛で応援して頂きありがとうございます。

私は【株式会社トランスフォーム】の代表をしている東海道九十九と申します。」


 挨拶と同時に名刺を出され受け取る人も驚きでいっぱいだ。

 シェリーが所属する大手事務所の社長が来ているんですけど!

 周囲もざわつき、聞き耳を立てる。


「先程の出会いの話もとても楽しかったですよ(笑)」


「東海道さんみたいなプロに、褒めていただいて恐縮です。」


 社交辞令かも知れないけど、素直に嬉しい。


「本気ですよ、トモさんの言葉には愛がある!伝える思いがあるからブログも講演も盛況なんでしょうね。

私が今日伺ったのは、馴れ初めに興味があったのは勿論ですが弊社の大村から何度かしたと思いますが、弊社に所属する事を真剣に考えて欲しいと思いましてね。」


 社長自らスカウト?オファー?


「お話はありがたいし、嬉しいのですが永遠に【シェリータウン】のいちファンとして、推していきたいので同じ事務所は抵抗あるというか、他のファンに抜け駆けみたいで申し訳ないので⋯⋯」


「そこはプロとして、切り替えてもらいたいと思いますが、気持ちは分かります。

シェリーへの推し活動に関しては一切優遇しないのを、お約束しますし

私は貴方と仕事がしてみたい!」


 社長の強い気持ちは伝わったが簡単には答えられない。


「良い話だと思うよ、トモトモ。一人で不安なら私も所属しようか?(笑)」


「あのミッサーラさんが弊社に入るならトモさんの仕事を取るのも幅が出ますね。」


 真剣に考えて答えを出さなければと思っていると会場の入り口が騒がしく


「トモさんの馴れ初め終わっちゃった?」


 リックんをはじめとしたシェリーのメンバーがやってきた。

 何故か従兄弟のチビもいる。


「今、チビと思ったろ!」

 

 心を読むなよ(笑)

 慌ただしくなった会場をどこか客観的に眺めながら、この賑やかさは良いなと思い気持ちを決める。


「俺を支えてくれる?」


「うん♡」

お読みいただきありがとうございます。

過去作も読まれる方いまして続き読みたい方もいるようなので

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