1/27
1.視
初執筆初投稿
お手柔らかに!
「はあ〜…今日の騎士様も格好良い。」
二階の窓から目下の大通りに視線を向けると、いつもの早朝巡回中の騎士様が歩いている。
シルバーグレーの髪は太陽の光でキラキラと反射し、すっと通った鼻筋に大きめの瞳。
背筋を伸ばし、真っ直ぐ前を向き歩く姿はキラキラエフェクトが今日も眩しい。
窓際に置いた花たちに水をやりながら、エマは視界の隅にうつる騎士様から視線を外さない。
外せない。
少し前までは、出勤ギリギリまで寝ていたエマだったが、今では一目、騎士様を見たいが為に毎朝早起きする様になった。
「さてさて、今日も1日頑張りますか!」
なろう、の使い方すらよくわからない件