あなたの知らない場所で
あなたの知らない場所で
あなたの知らない人に
告白をされた
そのときだけは
うれしいとか、そんな気持ちはなくて
ただ、あなたの顔が浮かんでた
もしも、このまま受けるとしたら
あなたは何ていうのだろうと
「良かったじゃん」
「お幸せに」
「ちょっと考えなおしてみたら・・」
そんなことは言わないか
あなたを好きでいたとき
あなたには特別な人がいて
わたしにつきあっている人がいるとき
あなたに告白された
恋はいつでも斜めな感じで
わたしを惑わした
せっかく真正面から気持ちを伝えてもらったのに
残念と言うか、何というのか・・
知らず知らずのうちに
わたしの周りで時間は刻み
いまある思いをのせて
どこかへ運んでいく
少しくらい待っていられる
恋したとき、ふたりの共通の場所として
そんなところが存在したなら
もっと冷静に眺めることができるのにと
そんなこと思いながら
あなたの知らない人のこと
告白された、
あなたの知らない場所を
あえて知ってもらうこともないかしら