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閑話 首都にて

「お疲れ様です。」

「あ、トマスさん。お待ちしてました。」

 サーシェルと別れ、首都に戻ってきた自分達はまず研究所にシャルルからの手紙が来ていないか確認した。

 まぁ、結果としては来ていなかったのだが、アナテルへ旅立つまでまだ数日あったので荷物の準備をしつつ、結果を待つ事にした。

 そして、結果を待っている間に彼が来たのだ。

「トマス・ジェンダー曹長只今より異世界研究所支援任務に当たります!」

 いきなりそれなりの大声で敬礼をしてくる。

「と、取り敢えず中に入ってください!」

 こんなところでそんなことをされては目立ってしまう。

 少しは周りの目を気にしてほしい。

「外であんな事しないで下さいよ!」

「ああ、すいません。」

 研究所が軍と繋がっていると知られては危険かもしれない。

 できるだけ知られたくは無いのだ。

「これからは一般人としての協力をお願いします。何処で誰が見ているかも分からないので。」

「なるほど。少佐からも基本的にロイ殿の指示に従うように言われておりますので。了解しました。」

 とはいったものの、年上が年下に敬語というのはおかしい。

「あ、あとタメ口でいいですよ?年上が年下に敬語っていうのも不自然ですし……。」

「確かに……まぁ、善処します。」

 まぁ、いきなりタメ口っていうのも少し厳しいか。

 だが、怪しまれない為には必要だ。

 取り敢えずその日はトマスと別れた。

 トマスは近くのホテルに泊まるらしく、何かあった場合は訪ねてくれとメモを渡された。

 メモにはそのホテルの場所が書かれていた。

 因みにシャルは好きな時間を過ごしている。

 次のアナテル出張までの間に暫くの休暇を与えている。

 まぁ、独自に調査をしているらしいが、無茶な事はしていないらしい。

 心配は無いだろう。

 自分は取り敢えず異世界記録の本を読み漁っていた。

 一日中読みまくっていたので大分読み切ってしまったのだが。

 かなりの異世界の知識が入ったと思うが、やはり異世界というのは素晴らしい。

 ここまでの技術力があるともはや想像がつかない。

 スケッチなんかもあるが、理解が追い付かない。

 そして、クレアさんが記録したと思われる事件の記録も見つけた。

 それを読んでみると、クレアさんの立ち回り等、学ぶ事が多かった。

 事細かに事件の詳細が書かれている。

 探してみると恐らくサーシェルと共に当たったという首都での異世界犯罪の記録も見つかった。

 サーシェルさんの名前は記されていなかったが、事件の経緯を見るに、恐らくサーシェルさんの事だろうと思われる人の事が書かれていた。

 何やら馬鹿みたいに真面目な警官がいると記されている。

 その馬鹿みたいに真面目な警官の行動が事細かに記されており、クレアさんと行動を共にしていたことが伺える。

 クレアさんからも評価されるほど真面目で優秀だったのだろう。

 そして、気が付けば日が落ちていた。

 そう言えば、ここに帰ってくるまでの間にシャルが汽車でかなり酔っていた。

 アナテルへ向かう際は酔い止めも用意しておこう。

 シャルは使うのを拒むかもしれないが、念には念をだ。

 まぁ、トマスもあのシャルの様子を見ているので用意しているかもしれないが、自分も用意しておく。

 自分も船に乗るのは初めてだし、船酔いには弱かったりするかもしれない。

 自分用としても用意しておいて損は無いだろう。

 まぁ、初めての船旅、楽しみにしておこう。

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