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詩集

人ではないもの

作者: 楓 海

 読んで戴けたら嬉しいです。

 人ではないもの、それはボクで

 人ではないもの、生きる価値とは

 人ではないもの、命ならば同等


 騙したり、騙されたり

 嘘を信じさせた方が楽だから


 目で見るから差別が生まれるのか

 心だけで生きられたら

 人は上手く淘汰されるだろう


 人ではないものは、人が苦手で

 人ではないものは、ごまかして人の振りして


 逃げ回ると、いつか逃げ場はなくなって

 その内、腕を切るのが楽になる


 無意味なのを知っているから

 問い掛ける事も無く喚きたくなる

 狂った方が解放されるから


 人ではないもの、信じるのもやめて

 人ではないもの、話すのもやめた


 道化の振りして笑われる方が

 シリアスに直面するより諦めやすい


 純粋な頃には戻れなくて

 両親の力は計り知れなくて

 目覚めれば、どうしようもないほど孤独で


 老いる事が想像できなくて

 何処かで諦め切れなくて

 何かにしがみつきたくて


 人ではないもの、それはボクで

 人ではないもの、諦め切れない

 人ではないもの、そんな愚か者




 読んで戴いて有り難うございます。(*- -)(*_ _)ペコリ


 若い頃は迷っていたなあと思い出し、悟ってもいたなあと思い出しました。

 なんなんでしょうね、これは

 カオスですよね。笑

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― 新着の感想 ―
[一言] なんだ僕か、と思いました。 発達障害者である自分、そして同胞の同じ障害の人を人外、なんて冗談と揶揄と、ちょっとの自尊心を込めて言ったりしますが、こちらはどうやらそんな状態に陥る若い時のぐちゃ…
2023/12/31 00:03 退会済み
管理
[良い点] 人ではないもの、それはボク の一文に共感を覚える人は多く居るのではないでしょうか。 私は小学校高学年から中学くらいまで、このことですごく悩みました。 [一言] あっ、宇宙人とかではないです…
[良い点]  御作、拝読させていただきました。  日間一位を獲得されたとのこと、心よりお慶び申し上げます。これも、筆者様の繊細な文章によるところが大きいと存じます。  本作は筆者様の若い頃の苦悩を描…
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