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終わりのときに
すべてが無かったことに
なろうとしている
やっと というべきか
もう というべきか
数千年で作りあげた文明も
数万年続いた歴史も
跡形も無く消えるようだ
気が遠くなるほど
命を繋いできた僕たちも
宇宙から見たら
きらめき
それでも僕たちにとって
何かが あったのならば
それだけで十分に思えた
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ご覧いただきありがとうございます。
十数篇の予定とあらすじに書いていたところ、結局そう言えるギリギリの篇数になりました。
どんなものであれ、心が動くものが書けていれば幸いです。
改めまして、ここまでお付き合いくださった方、またはじめましての方、見てくださった全ての方々に感謝します。
ありがとうございました。




