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プロローグ
初めまして、タロさと申します。
更新は、不定期ですが、宜しくお願い致します。
時の狭間の精霊界。
世界樹が花を咲かせる時、小さな命を産み落とす。
花から生まれたその子には、世界を変える力が宿る。
天使が、その子を受け取れば、世界は、神の名のもとに平伏し、
神が地上に降臨する。
悪魔が、その子を受け取れば、世界に混乱を招き、
魔王が地上に顕現する。
守り手は、精霊。
かの者は、世界樹の子。
人の姿で現れるが、やがて、母なる大地に帰るだろう・・・・・
天界と魔界、精霊界に伝わる古の説。
誰が、何の為に伝えたのかは、わからない。
だが、古の説を、現実にするかのように、世界樹が蕾をつけた。