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ふたりの青さ

作者: あまなす

女子野球部にとっての最後の大会は、あっけなく一試合だけで終わりになった

大会のあと、女子野球部が正式に廃部になり、それから何日かして、学校のグラウンドでリオと向かい合う、リオから、女子野球を続けたい気持ちがほんとのものなのか、ちょっと試したい、みたいなことを言われた

弱小チームの三番手ピッチャーである、わたしとの一打席勝負

結果、リオは、あっさり女子野球をやめると言った


あっさりすぎるから、こっちが心配になったけど、リオなりに結論めいたものはすでにあって、これはある種、儀式的な何かなのかなと、リオの表情からは読みとれた


―今日で女子野球人生は終了ですが、わたしたちの関係は、永久に不滅です


―ははっ、なんだそれ


―え、知らないの


ぜんぜん知らない、知らなくっていい、それより、わたしたちの関係は、永久に不滅なんだなあ、と青さかげんがサクレツした頭と心で思うに至った




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