幸せになるお菓子屋さん
コンコン
侯爵「はい」
アディラ「アディラです」
侯爵「どうぞ」
ガチャ…バタン
アディラ「侯爵様理想とするお店の図面出来ました」
レオン「侯爵様じゃ無くてレオンと呼んでくれ。自己紹介が、遅くなってしまい申し訳ない」
アディラ「レオン様大丈夫です」
レオン「有り難う。で、アディラさんは図面も書けるのか?」
アディラ「はい!私がいた世界で、パティシエか設計士のどちらかになりたくて両方とも、勉強しました」
レオン「凄いではないか」
アディラ「有り難うございます」
レオン「設計図を書いて貰う時に協力してくれないか?勿論ただとは言わん。対価を払う」
アディラ「お役に立てるなら」
レオン「ああ!その時はお願いする」
1ヶ月後
レオン「図面通りだな」
アディラ「凄いです。こんな早くに出来て嬉しいです…今から食材や道具をかい集めなきゃ」
レオン「それなら私が買ってあげよう」
アディラ「ですが、お店も頂いたのに申し訳ないです」
レオン「遠慮しなくていい!私の娘なんだから」
アディラ「あ!お父様」
レオンは嬉しくなり笑顔を見せた。
レオンとアディラは、街へ出て必要な物を全部買いそろえた。騎士団のおかげもあり店に全て運ぶ事が出来さっそく試作品を作った
アディラ「上手く出来たわ」
お茶も淹れて、父親と騎士達にも試食して貰った。
レオン「美味しい!これは何て言うお菓子かね?」
アディラ「レモンフィナンシェです」
レオン・騎士達「美味しかった。ごちそうさま」
アディラ「これなら明日からやって行けそうだわ」
レオン「明日からアリス・エドワードを派遣しよう」
アディラ「有り難うございます」
レオン「何時にお店に行くよう伝えたら良い?」
アディラ「朝8時でお願いします」