大乱闘スマッシュフラワーズ
「譜瓶さん譜瓶さん、ポテサラのあまりでコロッケを作るっすよ!」
「ゲームじゃねぇのか」
「あら、ゲームがしたかったっすか。仕方ないすねー」
「いやまぁ別にそこまででもないけど」
「もう素直じゃないなぁ。コロッケの準備が終わったら遊んであげますから」
「う、うん」
「……何か子供みたいで可愛いっすね」
「はぁ!?」
「何も言ってないっすよー」
「聞いてたからなぁ!?」
「やるゲーム決めておいてくださいっすー」
「興梠ぃー!」
そして熱々の大乱闘が始まった!!
「お前それ止めろって、帰ってきてるところにアイテムぶつけるなよ!?」
「勝てば官軍っすよー」
「次だ! まれびとの虫取り網を喰らえ!!」
「がら空きっすね」
「お前回避上手すぎんだよ!?」
「回避して隙を突くのは基本戦術っす! 喰らうっすよ、くすぐり攻撃!!」
「何その技!?」
ウィナー2P!!
「駄目だ……、手も足も出ねぇ……」
「スマフラでボクに挑むのは早まったっすねぇー」
「いや大体のゲームで興梠の方が上手い気がするが……」
「家でゲームばっかりしてましたから」
「年季が違うか、いずれ追い付いてやるからな」
「……いつまでも待ってるっす♪」
「しかしそれはそれとして、ムカつくからこの手で仕返してしてやるぜ!」
「な、なにっすかその顔!? 何をするつもりっすか!?」
「こうすんだよー、ほれほれー!!」
「ひぃやぁーっ、止めるっす!? 脇腹は弱いんすよー!?」
「次は足の裏だー!!」
「いひぃーっ!!?」
その日の夜も、楽しそうな笑い声が響いていた。
晩御飯はホクホクのコロッケ!!
作り過ぎたポテサラを再生するのだー!!