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マジックナイト ~TCG世界大会優勝者の俺が異世界で魔物を駆逐するまで~  作者: イ尹口欠


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18/46

18.ブースターパック購入

 ダンジョン都市モッタアルトロワ。

 商隊の護衛を数日こなして、遂にたどり着いた。


 ここで新しい生活を始める。


 モッタアルトロワには複数のダンジョンがあり、難易度もそれぞれ異なる。


 まず小手調べに一番難易度の低いダンジョンに行ってみたが、正直、物足りなかった。

 魔物の強さもだが、稼ぎも。


 実力不足の初心者がギリギリ生活をするならともかく、俺たちにはザザとシャルリーナがいる。

 闘士の肉体をエンチャントされたザザは恐ろしく強く、拳で魔物をばたばたと倒している。

 シャルリーナの茨による拘束を抜け出せる魔物もいなくて、俺とナーシアは剣で作業的に魔物を狩るだけだった。


 仕方がないので、ランクをふたつほど上げたダンジョンに潜ることにした。

 ここにはデュラハンやスケルトン、ゾンビにレイスなど、様々なアンデッドがたむろしているダンジョンだった。


 とはいえ何が相手だろうと、俺たちの敵にはなりえなかった。

 稼ぎはそれなりだったが、更にランクを上げる必要がありそうだ。


 もうひとつランクを上げたダンジョンでは、ジャイアントスコーピオン、ソニックスワロー、リザードマン、グリフォンなど、歯ごたえのある魔物との戦いが楽しめた。

 さすがにこれ以上の難易度だと前衛のナーシアの腕前が不安だ。

 怪我は治せるが、できればナーシアに怪我などさせたくはない。


 ちなみに残酷な剣はナーシアに渡してある。

 俺は攻撃魔術に専念することにした。


 〈ウィンド・セイバー〉を撃つ度にエドワールのことを思い出すが、他に使い勝手のいい攻撃魔術がないので仕方なくこれを使い続けている。


 ▽


 現在攻略中のダンジョンは、グリアルージャンの山岳地帯と同じくらい稼げた。


 一日で金貨一枚に届くか届かないかくらい稼げている。

 よって、ブースターパックを購入して宿代に回すことができるのだ。

 ちょっと綺麗で食事の美味しい宿に泊まることにした。

 治安もいい場所にあるし、このくらいの贅沢はしてもいいだろう。


 さてブースターパックをひとつ購入して、早速、開封した。


 (SR)墓暴きのリュシエンヌ 闇闇 2/2

 (R)獣の代弁者 ③地 3/4

 (R)閃光の弓 ①光 +1/+0

 (C)忍び寄るバイパー ③地地 3/3

 (C)麗城の射手 ①光 1/1

 (C)呪詛の代償 闇

 (C)風の伝令 風

 (C)強欲の盗人 ②闇闇 2/2


 SRは墓暴きのリュシエンヌだ。

 ダメージを与えたオーナーの墓地にあるカードを自分のものとして唱えることができるという能力を持っている。

 盗賊系なので、この世界では斥候職だろうか。

 そちらの方面での活躍を期待したい。


 Rの一枚目は獣の代弁者。

 人間以外のモンスターを強化する能力を持っている。


 Rの二枚目は閃光の弓。

 攻撃力を上げるエンチャントであると同時に、任意のモンスターにダメージを与える能力を与える。


 Cの一枚目は忍び寄るバイパーだ。

 ブロックされにくい能力を持つ。


 Cの二枚目は麗城の射手。

 麗城シリーズの射手で、任意のモンスターにダメージを与える能力を持っている。


 Cの三枚目は呪詛の代償。

 ライフポイントを支払ってカードを引く呪文だ。


 Cの四枚目は風の伝令。

 モンスター1体に一時的に飛行能力を与える呪文だ。


 Cの五枚目は強欲の盗人。

 場に出たときに対戦相手のライフポイントを奪う能力を持っている。


 俺はさっそくデッキを調整して、『イクイップメント』する。

 そしてザザ、シャルリーナに加えてリュシエンヌも召喚した。

 リュシエンヌには閃光の弓を与え、後衛から弓を撃ってもらうことにした。


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