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第35話

「ひえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


「どうした! どうした!」


 手足をばたつかせながら牢から飛び出していく君詩。ひたすら疾走し、廊下を抜け、階段を登り、気づいたら街の書店前にきていた君詩。


 ふぁさ。羽ばたきじゆうを謳歌するゴキブリは遠方に飛んで行った。足の力が抜けた君詩は石畳に腰を下ろした。牢の木の椅子より硬い。周囲には行きかう人々。スーパーの袋を持った奥様方、スケボーする少年、スマホをいじる学生。


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― 新着の感想 ―
[一言] うわ!君詩さん、牢から出ちゃったんですか? 自由の身になれた……わけではなさそうですね。 追手がやってくるのかも。 どうなるのでしょう(ꏿ﹏ꏿ;)
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