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三周目の幼女  作者: 夜月周
閑話
5/42

【side:ディーネ】

序章の前から序章の少し後までの話です。


「だあああああぁ!なんでじゃ!なんで勝てぬのじゃー」

YOU LOSEの文字に我はコントローラーをなげた。

「お主とはやっとる時間が違うからのぉ、ほっほっほっほ」

隣にいた異世界の神がたっぷりと蓄えた髭を撫でながら笑う。

今我はこやつ、ルフが作った世界の地球にあるゲームというものをしておる。

何度もルフの空間へ飛び、対戦をしているがまるで勝てぬ。

結構練習したのじゃがなぁ…

「いいわい!いつか負かして見せてやるわ!」

ルフにそう宣言すると、ルフは大きくため息をついた。

「ディーネよ、ゲームをするなとはいわないが、お主の世界は大丈夫なのか?」

「だ、大丈夫に決まっておろう?便利なように神の力の一端を渡した上に、バランスの取れるように魔力を放つ魔物も生み出したのじゃぞ?放置しておいてもそう簡単にバランスが崩れるわけがないわ!」

そういいつつも心配になり、自分が作った世界を見る。

「こっこれは…」

見てみると明らかに魔力のバランスが崩れていた。魔物は人族に駆逐されその数を減らし、人族は増えていた、人族は魔力は持っているが体外へ魔力を放ちにくい体質のため世界を魔力で満たす事はどれほどいようとできない。そのため今は龍がいることでかろうじて魔力が世界に流れてるだけだ。

しかも人族の中にはその龍族まで討たんとするものも見られた。龍は龍で、手を出されるまでは放置するという意向のようだ。

生命力が高く自ら魔力を生み出せるものは良いが、世界にあふれる魔力を餌に生きているものも多くいる。その魔力がこれ以上薄くなりでもしたら…

やばい、これはやばい

「あぁ、これはあかんの」

ルフが覗き込んでつぶやく、せっかく世界持ちの神になったのにこれは外聞が悪すぎる。

まだまだひよっこの神とはいえ、バランス崩壊の原因がゲームとか最悪取り上げられる。

こうなったら。

「ルフ!いやルフ様!最近魂が増えすぎて管理が大変と申しておったじゃろう!頼む!

こっちの世界によこしてバランスとる手伝いをさせてくれぬか?」

「異世界渡航か、確かにそれでバランスをとった前例もあるにはあるが…なんせ久しぶりじゃ魂の強度がどれほど必要かなどの資料はもう誰も覚えてないぞ?」

「そもそもこんな話ほかの神には、話せぬ!頼む!大量に渡らせ一つでも渡ればそれでよい!」

「うむ、ゲームを勧めたことに少しは罪悪感もあるからの…わしもあふれた魂を消滅させる手間が省けるというものか。

よかろう数千万の魂をそちらへと流そう。渡った後のことは考えておるのか?」

「それはもちろんじゃ!お主の世界のゲームにヒントをもらった素晴らしい作戦があるのじゃ!」

次々と消滅していく魂に不安にはなったが何とか一つの魂が渡航を成功させた。

ルフにその者の記憶を預かり異世界へ戻る。

こやつが無事世界の安定をなしてくれると信じながら。




~異世界の空間にて~

「さて、空間を作ったわいいが殺風景じゃの」

真っ白な世界に立ち考えるやはり神を敬ってもらわねばならぬからの演出は大事じゃ。

まずは、服装。

「神、うーむ法衣とかでいいかの?」

次は登場シーンじゃな、これはやっぱり暗い所に光を放ちつつ登場!これに決まりじゃな!

手をかざしあたりを黒く染める。

ふふふあまりの神々しさに跪く姿が目に浮かぶようじゃの!

今はできぬがいつかこの世界に顕現し、全てのものが跪く姿を夢見ておったからその練習じゃな!

おっと、結構長い話になるからの疲れはせぬがリラックスしたいの。椅子と机を作るか。

地球とやらの椅子は良かった記憶があるが思い出せぬ…

おお、そうじゃこやつの記憶から持って来ればよいではないか!

「<万物創造>…。なんじゃこれは」

出てきたのはさび付いた机と椅子であった。

「折り畳みできるのは良いが…これではの…」

手をかざし新品にする。

「うむ、これでよいな」

鉄でできた部分が光を放ち、先ほどまでと比べると格段に良くなった。

「さて一度神界に戻り魂を呼び寄せるとするかの!」

満足した我は魂に記憶を定着させ異世界に放り込んだ。

さあ、ここからが本番じゃ!

『夢か?』

意識が芽生えたであろう魂があたりを見回している。

「夢ではないぞ」

さて、この魂が働いてくれるとよいのだが。

あたりを白に染めながら降り立つ!

「ふっふっふ。我、降臨である!」

これが彗との出会いだった。



~1000年後~

「彗はよくやってくれとるのー、おかげで我も心置きなくゲームができるぞ!」

ゲームをしつつ世界を見るとあれほど微弱なまでに下がっていた魔力が回復していた。

「やはり我は天才じゃの」

うまく行き過ぎて怖いくらいじゃ!

「じゃが彗がいなくなった後のことも考えぬとな、何かいい案は…」

手元に目を落とすとRPGゲームの世界樹が目に入った。

「そうじゃ!魔力を生み出す巨大な世界樹を作ればいいんじゃ!」

管理は彗の作った魔族のエルフにでも任せるかの。お約束というものじゃな!

その後、ヨハネが倒され200年後クロネによって戦線後退が行われ人族の生息部が広がったことにより今度は人族同士が争い始めた。

「何をやっておるのじゃ!この愚か者どもめ!」

戦争は大きく文明が衰退してしまっていた。多くの武器が壊され多くの力持つものが死んだ。

技術の継承もできぬまま消えたため受け継がれることはなくなってしまった。

「やはり魔王は定期的に作る必要がありそうじゃの。」

魔王がいた時期は人族は団結しておったが、いなくなった途端こうなるとは全く。

「魔王が討たれてから100年前後で自動的に生まれるように調節するかの。勇者はその数年前に生まれるようにすればよいか」

そう考え世界をいじる。

「よしこれでよいな」

ようやく、落ち着きを取り戻した世界を眺める。

「せっかくの褒美なんじゃ、もう少し安定させてから呼んでやるかの」

我は、世界から目を離し、またゲームを始める。

安定したことに安心して呼び戻すことを思い出して焦るのはもう少し後の話。

ゲームってのめり込みすぎると時間を忘れてしまいますよね。

某漫画家の方もそれで休載したとか聞きますし。

一応二日に一度のペースで投稿するようにしてましたけど、前回はシャドバし過ぎで忘れててぎりぎりの投稿でしたw

気を付けなくては(´・ω・`)

ディーネ「大変じゃのう」

作者「他人ごとではないよね?」

ディーネ「ぐっ」

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