もう一人の転生者
プーーーーーー! ドン!
あ、死んだ。
と思ったら、水の中にいた。
あれ~?私、車にはねられて死んだんじゃなかったの?
そんなことを思っていたら、隣で話し声が聞こえる。
「****、******」
「*********、*****」
けど何を話しているのか、聞き取れない。
うーん、こうゆう時って勉強しないといけないんだけど、話の内容が想像できないのが難点ね。言葉を繋ぎ合わせて文章にすることが出来ないから。ま、慌てる事も無いか。どうせ聞き取れないんだったら、慌てても仕方ないし、成るようになるでしょう。
ピーーーーーーーーーー!
ん?おーい、なんか音なってるよー。
私がそんなことを思っていると急に下の方から音がして、見ると穴が開いていた。
その時に直感で
「やったー、ここから出られるー。」
と叫ぼうとした直後に
バシャーン!
と、音がしてベッドにダイビングした瞬間に、女性に抱きかかえられて、毛布に包まれ注射を打たれた後何かの機械が取り付けられた。
女性がホットため息を吐いているので、もういいかなと思って
「ねー、おねーさん。さっきの注射みたいなのって何?」
と聞くと、一瞬女性は考え込んだ後、ニッコリと微笑んで。
「私はノーラ・ガルン。貴女のお母さんよ?」
と言われ、私はしばし沈黙し、次の瞬間
「えーーーーー!?それってどういうことーーー?」
と叫んでいた。
その声で隣の男の子が
「ンギャーー、オギャーーー、おぎゃーーー」
と泣き出したので、私は首だけそちらに向けて
「ごめんねー?怒ってないから泣かないでー?」
とあやすと、泣き止んだのでほっとして再び女性を見ると。
「ねー、おかーさん?私は今どういう状況なの?「おーい、話もいいがいい加減寒いから毛布だけでも取ってくれ。これでは風邪を引いてしまう。」あ、他の子が呼んでるからそっちで話を聞かせて?」
というと、女性も慌てて
「そうだった。アーサーが裸のままだった。ちょっと一緒に来てもらうわね?」
そういうと、私を抱いたまま男の子の方に向かて行った。






