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あの惑星へ

作者: 徳川周

小説家初心者なのでアドバイスがあったら教えてください!

僕は夢を見ていた。

自分が好きな惑星、地球を探索している夢だ。

地球はとても綺麗だった。

木がたくさん生えていて、水もいっぱいある。

僕はここで暮らすことを夢見ていた。

けれど、お父さんとお母さんから反対されている。ここの人はきっと僕を道具として扱って売られてしまうだろうと言って。

だけど、僕は地球人はそんな人たちではないと信じている。地球人はきっと別の惑星からきた宇宙人でも、同じ地球人のように優しくしてくれるって。

だから大人になったら、僕は地球で暮らす予定だ。例え家族に反対されようと、この惑星の全員に反対されようと絶対に地球に行こうと思っている。

ああ、今日は星が綺麗だ。

そう思っていたら、流れ星が降ってきたのでその星に、地球に行きたいということを祈った。

そのとき、僕の目の前が急に眩しくなったので反射的に目を閉じた。

目を開けたら、今日の夢に出てきた光景が目に入ってきた。

大きな木があって、その近くには小さな川。

間違いない、あの本で見たのと同じような光景だ。

ここは地球だ。

あの流れ星には、信じられないパワーが宿っていたらしい。

とりあえず、ここらへんのことを知っていそうな地球人を探そう。

僕は一応地球語を全部話すことができるので、コミュニケーションについては特に問題はない。

この景色からして、ここは地球の中の日本というところか?

僕は地球語の中でも日本語に最も苦戦した。

日本では場所によって言い方などが変わったりするので他のところよりダントツで覚えるのが難しかった。

少し経ってから、一人の男の地球人を見つけた。

僕はその地球人に話しかけた。

”あの、ここってどこですか?”

その地球人はこう言った。

”ここは神奈川県の山なんだけど、、、君の姿ってなんか特殊だね。どこから来たの?”

僕は答えた。

”僕はアリウイ星というところから来たんだけど、急にこの地球に来ちゃって、帰り方がわからなくなってしまったんだ。”

僕がそういうと、

”そうなんだ!俺も一緒にその星に帰る方法探すの、手伝うぜ!”

やっぱり、お父さんとお母さんは間違っていた。地球人たちは優しいひとたちだと確信した。

”うん!一緒に探すの、よろしくね!”

僕は元気よく言った。

”そういえば、まだ俺たち自己紹介してなかったよな、俺の名前は生田橙希。橙希って気軽に呼んでくれ!”

そう言って、橙希は手を差し出してきた。

”僕の名前はクリクル・クリレイ!これからよろしく!”

僕は橙希の手を強く握った。

"まずはどこへ行こうか?”

橙希が尋ねた。

僕は昔から日本の富士山に登りたかったので富士山に登りたいと答えた。

”え?富士山登るの結構大変だぞ?大丈夫か?”

橙希は会ったばかりの僕を心配してくれているから優しい人なのかもしれない。

地球人は僕が思ってる以上に優しいのかもしれない。

僕はこう答えた。

”うん、僕アリウイ星で一番高い山に登って鍛えたから大丈夫だと思う。”

そうして僕たちは僕がずっと登るのを憧れていた富士山に登ることになった。

”クリクル、大丈夫か?俺小学生の頃に登ったことあるけど、頭が痛くなって途中で登れなくなったことがあるから無理すんなよ。”

初めて地球人から名前を呼ばれた。

僕がずっと憧れていた地球人に。

そう思うと胸が熱くなった。

”大丈夫!僕ずっと富士山に登りたかったんだ!連れてきてくれてありがとう!”

そんな楽しい会話をしていたらあっという間に富士山の頂上についた。

”すごい!こんな綺麗な景色、生まれて初めて見たよ!”

”喜んでくれてよかった!この景色、俺が一番好きな景色なんだよ。”

”え?小学校の頃に頭痛くなって登れなくなったんじゃないの?”

僕がこう質問したら彼はこう言った。

”僕は富士山にもう一回富士山に登りたかったから色んな山を登って訓練してたんだ。”

”そうか、君は真面目なんだね。”

”そんなことないよ、僕がただ単に富士山に登ってどんな景色が見れるんだろうと思って頑張って頂上まで登ろうとしただけだ。”

やっぱり、地球人はすごいなぁ。

アリウイ星の人間とは違う。

アリウイ星の人間を思い出すと頭が痛くなってきてしまった。

アリウイ星の人間は自分より下の立場だったら奴隷のように扱う。

自分より下の立場にいる人は助けてあげるのが当然だろうと自分は思っているが、それを両親に言うと、

”お前、頭がどこか悪いんじゃないか?”

”大丈夫なの?病院行く?”

と、言われてしまった。

両親はなにもわかっていない。

僕のことを何にもわかっていない。

アリウイ星の人間も、両親も僕にとっては狂っているように見える。

だから、アリウイ星に戻りたくないという感情もあるが、そんなアリウイ星にも、僕みたいなアリウイ人がもしいたら、その人たちに地球の良さを伝えたいと思っているから僕は絶対にアリウイ星に戻って地球人はいい人たちなんだと証明してやる!

”あ、僕カメラ欲しいな。この綺麗な景色をもしアリウイ星に戻ったときに忘れないように。”

僕がそういったら橙希は自分が持っていたカメラを僕にくれた。

”え?これ僕にくれるの?”

”うん、この富士山の景色は僕も好きだから、君にも一生好きでいてもらえるようにこのカメラを君に託すよ。このカメラを大事にしてくれたら嬉しいな。もとの星に戻ったらカメラが壊れちゃうかもしれないけど。”

”うん!ありがとう!”

”じゃあさ、一緒に写真撮ろうよ!”

そして僕たちは写真を撮った。

これで日本の景色を忘れなくて済む!

僕はそう思って胸が高鳴った。

富士山から下山して、僕たちは東京にあるとあるテーマパークに行くことにした。

橙希の情報によるとそこは日本にあるテーマパークの中でも一、二位を争うほどの楽しさがあるらしい。

そこのジェットコースター?というもので遊ばせてもらった。

そしたらハマってしまってつい何回も乗ってしまった。

ここにずっといたいな。。。

けれど、僕はアリウイ星に戻らなきゃいけない。

地球人の優しさを証明するために。

だから今は帰る方法を探さないと。

次の日、僕たちは橙希のおじいちゃんの家に行くことになった。なんでも、橙希のおじいちゃんは博士で色々な発明をしているらしい。もしかしたら、そのおじいちゃんがアリウイ星に戻れる装置をつくれるかもしれない。





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― 新着の感想 ―
[良い点] プロローグみたいな感じでこれから物語が始まるんだって感じがしてて興味を持ちました。
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