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槍で抜く  作者: ICMZ
22/75

22: 一度なれば次に繋がる

木曜日 昼4時半 ちょいすぎ Day4 会社

高田は現在会議室に呼ばれている

派遣社員が戻ってきている

山本さんがちらっちらってみてくる しかも睨みながら

普通に無視しもいいんだけど、ていうか通常ならそうするんだが

なんかの手違いで数日後、後ろから刺されたりしたらたまったもんじゃないし

珈琲を飲んであえて聞こえるように大声で山本さんの事を見ながら独り言


タケシ:「はーー だいたいこの俺に人事権なんてあるわけねーじゃん」

タケシ:「あったらここの部署、今頃、全員正社員になってるし」

タケシ:「もともと派遣全員切る予定なのに

     理由として正社員の評価もちだしてくんじゃねーよ」


ごくごく、 そして 空き缶を捨てに行く

これで伝わってくれればいいが


終業時間、 残業はする予定なし さっさと帰ろう

終業時、ラップトップを鞄にしまい、 即退社

 

タケシ:「お疲れ様ですー」 

警備員:「ご苦労様ですー」   


とのやり取りをして、駐車場

さて、車に乗って帰えろうってときに 後ろから声がかけられる


???:「タケシさん ちょっと待ってください」


どきりとする

俺、結構な速さで会社から出たよね?

追ってきて呼び止められるの悪い予感しかしないんだが

でもゲームとは違い リアルなため 振り向かないといけない。。。。

いやじゃーーー。。 と心の中で叫びながら振り向くと


タケシ:「?????????」


山本じゃなくて高田がいる


高田 :「今日 飲みに行きませんか?」

タケシ:「俺 車だから 飯だったらOK」

高田 :「わかりました、 乗せてもらえますか?」


***20分後***  焼き鳥屋


タケシ:「カンパーイ」

高田 :「カンパーイ」


俺がジョッキのウーロン茶、 高田はビールで乾杯


高田 :「タケシさん ありがとうございます」

タケシ:「ん?何が」

高田 :「来週から正社員になりました」

タケシ:「おーー おめでとうーーー ごくごくごく」  

タケシ:「でも 高田も半年前にミスらなければ

     とっくに正社員になってたのになーー」

高田 :「半年まえですか?」


ネギまを食べながら説明


タケシ:「覚えてない? 半年前にさー 高田が人事と昼食に行くとき

     頑張ってこいっていったの」

高田 :「あー ありましたねーー」

タケシ:「で 見事にミスってたし」

高田 :「へ?」

タケシ:「あれが無ければとっくに正社員だったのに?

高田 :「どういうことですか?」

タケシ:「去年から高田の事、推してたのよ、で半年前、

     簡易面接的なことでビジネスランチをとるって

     方向になったらしいんだけどね

     ビジネスランチで仕事の事を人事と高田、

     お前が話すはずなのに、なんかお前、

     めっちゃがっついて飯食ってたらしいじゃん

     それで、一度正社員の話、流れちゃってるんだよねー」

高田 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

高田 :「え? あれ面接だったんですか?」

タケシ:「そう、なのに、お前 スパゲティ―ずーずー+山盛りサラダ

     がつがつ だったらしいじゃん」

高田 :「いや、あれ日頃がんばってるから労いのランチだと思ってました」

タケシ:「おいおいおい  ごくごくごく」

高田 :「あと頑張って来いって 沢山食べてこいって事だと」

タケシ:「なんで俺がお前の大食いを押すんだよ

     はっははははh ごくごくごく」

高田 :「ですよねーー  変だとは思ってたんですが ごくごくごく」

タケシ:「まぁ でも成れてよかったよ」

高田 :「ありがとうございます ごくごくごく」

タケシ:「ちなみに川崎勤務?」

高田 :「になるかもしれませんが、今のところは、

     隣の部署らしいです」

タケシ:「そいがーー ごくごく もぐもぐ」

高田 :「そうです ごくごく もぐもぐ」

タケシ:「まぁ 一度、小さい会社でも役員になれば

     次の仕事で役員になりやすいしね

     同じように一度、正社員の経験があれば

     次の仕事、正社員で受かりやすくなるしね」

高田 :「そんなもんですかねーー」

タケシ:「じゃなきゃ、今更推す理由ないでしょ?」

高田 :「どういうことですか?」

タケシ:「まぁ 使い潰されるなってことだよ」


俺ができる精一杯の援護

これ以上の情報は、正社員になって小祝いの席には合わない

会社潰れるぞとか

俺、首切られる前というか肩たたきの前に多分会社やめるぞー

とかは言えないし

しかも自分自身の身の安全を守るため詳細はいえないし


だいたい人の心配をしている程

器は大きくないし

余裕もないし

所詮は他人の人生、そしてその人の選択

人の人生にいちいち口出しするのもおこがましい 

うざがられるのが関の山


タケシ:「お ジャンボシュウマイが来た」


そしてジャンボシュウマイに集中する


タケシ:「たださ、日本のビジネスランチでよかったよ 本当に」

高田 :「どういうことですか?」

タケシ:「欧米もっとやばい。 超王手の会社、

     エクスプレスアメリカンの人とランチを取ったことが

     ある人の話なんだけど

     超高級ディナーが運ばれてきてもだれも手を付けなかったらしい」

高田 :「手を付けなかったんですか?」

タケシ:「そ」

タケシ:「理由が、 一人ひたすらくっちゃべってるおばさんが

     テーブルマナーを知らなかったから」

高田 :「テーブルマナーですか」

タケシ:「テーブルマナーでもいろいろあるんだけどね、 

     エクスプレスアメリカンの人は古典的なマナーだったらしい」

 

***自分も 成り行きで叩き込まれたから身には付いているんだけどね***


タケシ:「いわゆる 女性全員が一度、料理に手を付けるまで、

     男性側は食べ始めることはないってこと

     腹へってる、減って内にかかわらず、

     一度軽く手を付けるのが女性側のマナーなんだけど

     おばちゃんそれ知らなかったらしくひたすら喋っててね

     高級料理のコース数人分、手を付けられずに無駄になったらしい」 

タケシ:「あとで そのおばちゃんとの仕事、切られたらしい。。。

     まぁ そりゃー切られるわな」

高田 :「へーーー」

タケシ:「ちなみにビジネスランチ、ビジネスディナーは 

     ビジネスが9 飯は1」 

高田 :「食べちゃダメなんですか?」

タケシ:「マナーで口に運ぶ程度、 腹減ってる場合は、終了後、

     一人でマックか牛丼屋にでも行きな」

高田 :「うわー そういうもんなんですか?」

タケシ:「ちなみにテーブルマナーの講座、フルコースが出てくる奴

     1~3回受けてみな、ただ数種類あるから

     どれが正解ってわけでもないけど」

高田 :「為になるんですか?」

タケシ:「というか、個人的に楽しめた

     相手にパンを差し出しながら、適当に質問

     相手が質問に答えて話してる最中に パンもぐもぐ とか

     豆は飛ばさないようにするため

     フォークの後ろで潰すってのがあるけど

     それをライスでするかどうかの論議とか

     クリスタルの場合 乾杯は掲げるだけ

     こちんってやると傷ついちゃうから

     でも普通のグラスでは乾杯時グラスこちんってやるとか」

高田 :「へーーー いろいろあるんですね、覚えられるかな」

タケシ:「一番重要なのは、 解んなかったらリーダー的な人の行動

     を真似しろってこと」

高田 :「それ ずるじゃないですか?」

タケシ:「ずるでいいんだよ

     普通に覚えると項目40から100あるからね

     覚えるだけど大変なのに実行に移さないとだめだし」

高田 :「うーん」

タケシ:「あ、ちなみに証明書くばってるとこには行くなよ」

高田 :「へ? だめなんですか」

高田 :「テーブルマナーの証明書なんて金とる為のりゆうでしかないし

     まー 俺が知らないだけかもしれないけど

     テーブルマナーの証明書で仕事 決まりましたって

     長年いきてるけど、一度もきいたことねーぞ」


その後 小一時間はなし、 駅まで高田を送り 家に帰る

スーパーで海苔、 アボガド かにかまをかってから帰宅

これで明日はピクニックだ すこしウキウキ


メールをチェック

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

だよなーーー

とりあえず さらにメールを送付 

風呂にはいって ビールごくごく

缶おビールをミニ冷蔵庫に移す

さーーーて

江戸王国と洒落込みますか


リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc


才能の無い自分にとって履歴と資格は大事でした

特に終身雇用に疑問を感じていたんで


仕事を出来る契約社員や契約終了時の下請けの会社の人を

正社員に勧めるのを5回程やったことがあります

部長とか副社長の役職がいる会議で

自分の部署じゃなくてもいいんで

って薦めると、意外と現場の意見、聞いてくれたりします

4人は即採用されましたが、1人は面接でパ二くってアウト

自分は立ち会っていなかったんですが、面接官から聞いたら

相当ひどかったらしいです

え?落ちたのってそいつと酒飲みながら大笑いしました

急だったから面接の準備してなかったそうです

悲しむんじゃなく酒飲んで笑い飛ばす

その上で もう一度受けるか聞きました

会社の規定で一定の期間を開ける必要があったのですが

恥ずかしい、恥ずかしくない関係なしに

自己分析の内容を紙にしたものを堂々と面接に持参するように

そして1年後、2度目の面接でそいつが正社員に

無事なれたのはいい思い出です


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