最終話 幸せな時間
あれから3日後リザがやってきていた。丁度お店にはお客さんはおらず私とセーラ、そしてリザと話していた。
「あっ、そうだわ。良いお茶菓子を貰ったんです。持ってきますね。」
そう言うとセーラちゃんは店の奥へと入って行った。するとリザがこんな事を呟いた。
「ワルーセ伯爵家潰されるらしいわよ。」
「えっ?」
セーラちゃんが席を外した瞬間、何事も無くそんな事をポツリと言ってきたリザ。私はそのいきなりの発言に固まった。
「何でも人身売買なんかをしてたみたいでそれを国王自ら調べて検挙したみたい。」
「国王自ら⁉︎なんでまた……」
「さぁ?でも、伯爵家1つとこの国で最優秀の魔女どちらと喧嘩をするのが得策かを考えればこの判断には頷けるわ。」
「……私ってそんなに恐れられてるの?」
リザは無言で首を縦に振るのだった。
「それで、あなたはもうここに定住するの?」
「うーん……そうね。セーラちゃん次第かな。セーラちゃんが他の場所で店を構えるって言うなら付いて行く。」
「ふーん。」
「な、何よ!」
「そのときは事前に一言言いなさいよ。」
「なんでよ?」
「私も付いて行くから……」
「はぁ⁉︎何でよー!」
「わ、私はセーラさんの魔法の解析をしないと行けないのよ!べ、別にクレアの事はどうでも良いんだからね!」
「それならここに居ても良いじゃん。偶に帰ってくるんだしさ!」
「何を言い争ってるんですか?」
私たちの大声に慌てて店の奥からセーラちゃんが出てくる。
「喧嘩ですか?ダメですよ。仲良くしてください。はい。心を落ち着けるハーブティーです。」
「「……ぷっ!あははは!」」
何故か知らないけど私とリザは笑い出してしまった。そしてお互いに同じ事を思って笑っていたらしい。
((あー、セーラちゃん(さん)には勝てないな))
っと……
「ねぇ、セーラちゃん、私が旅に出たいって言ったらどうする?」
「えっ?もちろん付いて行きますよ。どこへでも!」
何の躊躇いもなく言ってくれる……こんなに嬉しい事はないのだと改めて思った。
「何処かに旅に行くんですが?」
「いいえ、確かめたくなっただけ。」
「私は恩を仇で返す様な事はないですよ……」
「分かってるわよー……ねぇーセーラちゃん。」
「何ですか?」
「キスしても良い?」
「……」
「ご、ごめん!嘘気にしないで……ん!」
私が誤魔化そうとしていたらセーラちゃんからキスをされた。
「私のファーストキスです……どうでしたか?」
「ど……どうでしたかって……甘かったです……」
何故か私も敬語になってしまう。
「そうですか……クレアの唇も甘かったです!またしてもいいですか?」
「えっ!ちょっ……まっんっ……」
(なんか……とろけそう……)
「ぷはっ……ふふふ。クレア顔が赤いですよー。」
「と、歳上を揶揄わないのー!」
「はい!」
(この顔は反省してないな……)
「クレア。改めて申し込ませて下さい。」
「な、何をよ!」
「私をお嫁さんにしてください!」
「……そっか!セーラちゃんももう16だもんね。勿論お受けするわ!これからも宜しくね!」
「はい!」
私の幸せな時間はこれからも続く様です!
Fin
最後までお付き合い下さりありがとうございました!
今回は終わらせ方が無理矢理でした。もう少しまともな終わらせ方をすれば良かったかと思いますが。私には無理でした。もう少し経験積んで出直します。
読んで頂きありがとうございました!




