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6.4

 

パタン。

扉が閉まると、Kの瞳から、ホロホロと雫が零れ始める。

 

「イオさん。どうにかならないですか?絶対。絶対。ユルシカさん。王様の傍に居たい筈です」

「そう…ですね。アヤがあそこまで惹かれる存在が出来るとは思いませんでした」

「うっくっ。私。イオさんの傍、とても幸せです。ぎゅっ。とされると、イオさんに回復能力は無いのに、私の力が満ちてきます。なのに…なのに…」

「探してみましょう。どうにかする方法を」

「はいっ…だって…好きな人の傍には居たいですっ」

「ええ」

 

気合入れの様に、拳を作るKの頭を、イオはそっと撫で思考をフル回転させ始めた。

 

親友。

そして、大切な者の笑顔を護る為に。

 

 

______それでも。

時の流れは非情に二人の間に皹を生み出す。

片方は前に。

片方は地下に沈み行く為に……。

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