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その80 球技大会 5番目

ついに、80話に突破。

このまま100話までいけばいいな……。

次の競技は、ソフトボール。

今回の出番は、愛だ。


「健太〜!私、頑張るからね〜!!」

「うん。頑張ってね」


健太は、愛に笑顔で声援を送る。

横では、


「ふぅ……疲れた」

「お疲れ〜大貴」

「ああ……一応ありがとよ」


大貴は、着替えを済ませて、席に座っていた。

連戦だっただけに、結構疲れていた。


「何で俺だけ変えてくれなかったんだよ……」

「それだけ大貴は必要な人材だったんだよ」


吉行は、疲れ切っている大貴に向かって、そう言った。


「それに、素晴らしい活躍だったと私は思いますよ」

「ほ、本当か?」


大貴にしては、珍しく動揺を見せる。

それは、夏美に褒められたからだろう。


「はい!」


夏美は、満面の笑みを、大貴に見せる。

大貴は、そんな笑顔に、ドキッとしてしまった。


「……大貴?お前、まさか……」

「ばっ……それ以上言うんじゃねぇよ!!」



(ドゴッ)



大貴は、割と本気で吉行の口をふさぐ。

ついでに、顔面にアタック。


「あがっ……そこまでやらなくても、言わねぇよ……」

「……?」


夏美には、なんのことか分からなかったらしい。

健太は、大貴がそんな行動をした理由が分かったので、居たたまれないような表情を浮かべる。

マコは、


「……健太君に、あんな風に応援されたいな……」


なんてことを口走っていた。















一回戦目。

まずは、里川高校vs相馬学園。

つまりは、愛vsえりなということにもつながるだろう。

ただし、二人共一回戦目は代打という形で出場ということとなっていた。


「そりゃあ一年生だからね……さすがにレギュラーで出場させるわけにもいかないし」


先輩は、愛にそう言う。


「けど、あなたはいざと言うときのピンチヒッター。打率4割なんだから、しっかり準備

 しなさいよね!」



(ポン)



「……はい!」


先輩に言われ、愛は返事を返す。

何を隠そう、愛は天才的なバッターなのである。

打率4割なんて、そう簡単には出せる数字ではないだろう。

反対に、えりなの方は、


「リリーフ投手としてのあなたの活躍、期待してるわよ」

「はい」


えりなは、ピッチャーとしてソフト部に入っていた。

実力もなかなかのもので、コントロールはあるほうである。

スピードも出る、安定型である。


「「……この試合、勝つ!!」」


互いに、知らない所で、対抗意識を燃やしていたりするのだった。
















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