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その50 展覧会 6番目

祝!PVアクセス100000突破!

ユニークアクセス20000突破!!

今小説50話突破!!

……いろいろありますが、今後ともよろしくお願いします。

「あ、ありがとう」

「いいって。なんだか僕も許せなかったから」


不良達が立ち去った後。

二人はなかなかいい雰囲気になっていた。

その二人を、影ながら見守る、美咲と吉行。


「あ〜あ。あれはフラグ立ったかもな」

「え〜!!」


美咲は、驚きを隠せない。


「お、おい!聞こえちまうって!!」


慌てて美咲の口を押さえるが、どうやら聞こえていなかったようだ。

そんな二人など知らずに、健太とかなえは会話を続ける。


「私、健太くんに助けられてばっかりだね……」

「そんなことないよ。僕の方こそ、いろいろかなえさんに助けてもらってるし……」

「そう言ってもらえると、嬉しいかな」


笑顔でかなえは言った。

健太は、その笑顔にドキッとしたが、そこは隠して、


「そ、それじゃあまたね!」

「うん、またね!」


笑顔で健太は別れを言って、そのまま自宅へと帰って行った。


「……また学校でね、健太君」


かなえは、一言そう呟くと、その場を後にした。















「んで?俺達これからどうする?」

「私は帰ります!」

「あ、お、おい!ちょっと待ってくれよ!!」



(パシッ)



吉行は、美咲の手を掴む。


「な、何ですか!」

「なぁ美咲ちゃん。これも何かの縁だ。これからちょっとどこかへ行かない?」

「あ、あの……目が血走ってるように見えるのですが……」

「美咲ちゃんがいけないんだよ。美咲ちゃんが誘惑なんかするから」

「誘惑なんかしてませんよ!」


美咲は勿論、吉行のことを誘惑などしていない。

しかし、無意識のうちに出ていたそれは、吉行の理性を崩壊させるには十分だったらしい。

吉行の目に、輝きがなかった。


「な、なぁ。ちょっくらあそこに行ってみないか?美咲ちゃん」

「あそこ……って何ですかあのいかがわしいようなホテルは!」

「何か、ちょうどあそこにあるからさ。お金は俺が出すから〜」

「嫌だ、離して!」


もはや先ほどの吉行などそこにはいなく、まるで何かが乗り移ったかのような状態となっていた。

誰もがこの光景を見て思うだろう。

このロリコン、どうにかしろ、と。


「助けて、お兄ちゃん!!」


その時だった。



(ガスッ)



「悪のりにも程があるぞ、吉行」

「あ……け、健太……どうして、ここに?」


吉行の頭を、健太がチョップしていた。

おかげで、いつもの吉行は戻ってきたが。


「いや、声が丸聞こえだったからね。あれだけ大声出して騒がれると、いくらなんでも」

「おにいちゃ〜ん!」


泣きながら、美咲は健太に抱きついた。


「吉行……何があったかは知らないけど、これからは気をつけてよね」

「……努力します」


こうして、G.W一日目は終了した。















「……」


かなえは、自室で何かを考えていた。

楽しい時間。

今日一日、健太と二人で出かけた時に感じた、あの楽しさ。

この家には、そんな物などもうなかった。


「……お父さん、お母さん」


写真を見て、かなえは呟く。


「……私、幸せだよ」


写真に向かって、かなえはそう言った。
















次回からは「約束を果たす時」編がそのまま始まります。

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