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その28 ハイキング 5番目

ハイキング編、幕が下ります。

そして、オリエンテーション旅行自体も終了。

次回、急に場面が変わります。


そして数分後。


健太達は食事を終えて、下山をした。

無事に下山した所で、外川が直樹が混じっていることに気がついて、直樹は説教を喰らっていた。


「ですから、道に迷ってしまっただけなんですって」


直樹は必死に抵抗をしていた。


















ハイキングも無事に終了し、夜がやってきた。


「いやぁ〜一時はどうなるかと思ったけど、健太のおかげで無事に帰れてよかったよかった」

「まぁ、あの時は本当にびっくりしたけどな」


部屋にいる健太達は、先ほどの山での出来事について話していた。


「ところでよ、あの弁当って、誰か中身が同じだったって奴、いなかったのか?」


恐らくは、みんなが気にしていることなのだろう。


昼食時に外川が言っていたお弁当の伝説が、本当に当たるのかどうかは別として、とりあえず中身が同じだった人というのはいたのかを、どうやら気にしているらしい。


「ああ、いたぜ」

「ほ、本当かよ」


即座に吉行が答えた。


そして、クラスメート達が、先を話せと言わんばかりの目で、吉行を見ていた。


「では話そうか。あの時、弁当の中身が一緒だったのは……」

「一緒だったのは……」



(ジャガジャガジャガジャガ)



バックにこんな効果音が似合いそうな雰囲気の中、吉行が天井に意味もなく右手人差し指を指して、語ろうとしたその瞬間。
















『え〜来い!!』

















という外川からの招集命令がやって来た。


「がはぁ!」

「ほっ」


吉行が勢いよくずっこけた。


















「以上で、ミーティングを終わりにします」


外川によるミーティング終了の合図を聞いた生徒達の多くは、風呂場に足を向けていた。

先日、あんな事件があったことなどまるで覚えている様子もなかった。


「まぁ、忘れて正解だろうな」

「主犯格は吉行でしょ」


大広間の出口に向かいながら、健太と吉行は話をしている。

と、その時だった。


「おい」


健太のまわりには、いつの間にかあの人達が囲んでいた。

ご存じ愛ちゃん愛好会のみなさんだ。


「おいおい、健太も変なのにモテるみたいだな」

「これはどう考えても違うでしょ!!」


健太は、吉行の天然ッぷり(?)に向かって突っ込みを入れる。

その間にも、ジリジリと間合いを詰めてくる愛好会のみなさん。


「会長によりますと、この男、付き合っている女性がいながら、愛ちゃんにまで手を出しているとのこと」

「愛ちゃんにまで毒牙を向けるとは……なんてひどいやつなんだ!」

「いや、別に僕誰とも付き合ってないんだけど……


絶体絶命と言った所で、救世主がやって来た。


「健太君に近寄らないで!!」


救世主がやって来た。


「って愛!?」


思わぬ人物の登場に驚く健太を、さらに驚かせる人物が現れる。


「健太君から離れてください!!」

「ってかなえさんまで!?」


そう。

何故かかなえまでもが健太のガードをしていたのだ。

本人達にしてみれば、健太を守っているように思えるのだが、これが逆効果になることは

知らなかった。


「そうか……お前はそこまで優柔不断だったのか」

「この女たらしめ!!」

「日本男児の恥だ!!」

「主人公補正反対!!」

「ええ!?そ、それは誤解だよ!!」

「問答無用!!」

「歯ぁ食いしばれ!!」

「え〜!?またこの展開なの〜!!」


こうして健太は再び追いかけられる羽目となってしまったのであった。















こんな感じで二日目も終わり、健太達は無事に(?)次の日に帰宅したのだった。
















今回も新キャラいませんでしたので、登場人物紹介は行いません。

ただ、そのうち何かの記念小説は載せるつもりです。

たとえば、ユニークアクセス数10000人突破記念とか。

……いや、まだなんですけどね?


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