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その193 旅先でのクリスマス 5番目

昼食を終え、健太達は食堂を出た。

そして現在、健太達はペンションから一旦出て、雪で遊んでいた。


「高校生にもなって、雪だるまを作るなんて経験が出来るとは……」

「なんだか小さい頃に戻ったみたいで楽しいよね」


外に出てからの健太達の行動は、様々だった。

雪の上で寝転んでみたり。

雪だるまを作ってみたり。

何故か雪を掘っていたり。


「……何で美奈さんは雪を掘ったりしてるのさ」

「さぁ……美奈の考えることはよく分からないよね」


どうやらかなえも、美奈の行動の意味をよく理解できていないらしい。

と言うより、誰にも理解出来ないのかもしれない。


「なぁなぁ、雪合戦でもやってみないか?」


ここで、和秀がこんな提案をして来た。


「雪合戦?いいね〜面白そうじゃん!」

「楽しそうですね〜」


どうやら一同は、概ね賛成の方向らしい。


「それじゃあ、ここで雪合戦対決をやりましょう!」

「雪合戦対決?」


ミサが提案した『雪合戦対決』に、疑問を持つ一同。

そこで、ミサが説明を始めた。


「簡単な話よ。二つのグループに分かれて、雪合戦をするの。けど、ただやるだけじゃ面白く

 ないから、負けたチームは勝ったチームの言う事を一つだけ聞く、というルール追加ね」

「おお……そのルールさえあれば、男のロマンも……」

「近寄るな、変態」

「男のロマンって言っただけだろうが!!」


心なしか距離を置く大貴に対して、吉行が言った。


「それじゃあ、まずは二つのグループに分かれなければならないわけか」

「無難にグッパーでいいんじゃないのかな?」


マコが雪をいじくりながら言った。


「だな」

「えっと……人数的には何人いるんだ?」


和樹が人数を数える。

そして。


「……十八人か」

「ちょうど九人九人で分かれるわね」

「よっしゃ。そうと決まれば、早速……」

「待ちなさい」


グッパーをしようとした健太達を、真緒が止める。


「どうしたの?」

「健太と和樹の二人は、別のチームに分けた方がいいわよ」


何と、真緒はこのような提案をしてきたのだ。


「へぇ……あなたにしてはなかなかいいアイデアじゃない」

「まぁ、この二人が組んでしまうと、チートだもんな、もはや」


一同は納得を見せる。


「べ、別にいいけど……」

「うん、異論なし」


健太と和樹も同意を示した所で。


「それじゃあ、グッパーして決めるとしますか」

「そうだね。それじゃあ行くよ……せーの」

「「「「「「「「「グッパーじゃす!」」」」」」」」」」


こうして、健太組と和樹組の二つのグループに分かれた。
















次回、雪合戦対決が始まります。

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