その119 生徒会の人々 3番目
何か、結構遅めの更新となってしまいました。
そして、何だか微妙な話だ……。
そして次の日。
昨日より生徒会に入った健太は、早速昼休みに生徒会室に顔を出すことにした。
行く前に、
「お?健太。どこに行くんだ?」
と、吉行に尋ねられたので、
「生徒会室だよ」
と健太は言った。
「何故に?とうとう健太も悪いことして呼びだされたのか?」
「違うよ。僕、昨日から生徒会に入ったんだよ」
「……へ?」
健太の言葉に、吉行が愕然とした顔を見せる。
「なん……だと……?」
そして、そう呟くと、信じられないことでも聞いたかのような顔になった。
「あの生徒会に、健太が……?」
「なんでも、話題性抜群だから、OK何だとか」
「な、何故だ!少人数で活動している生徒会に、何故健太が入れたんだ!?」
「いや、何でと言われても……」
かなり取り乱す吉行。
その、ただ事ではなさそうな雰囲気に、大貴や他のみんなも健太の所にやって来ていた。
「どうした?何だか吉行がいつも以上に不審な行動をしているみたいだが……」
「聞いてくれみんな!健太が、健太がな……生徒会に入ったんだよ!!」
その言葉を聞いた瞬間。
何人かは体を膠着させる。
ただし、昨日から話を聞いていたかなえ、クールの象徴である大貴、そして美奈の三人は、
落ち着いていた。
「何だそんなことか……何となく想像はついていただろ」
「ま、まぁ……確かにそうだけど……けどこの時期とは」
大貴の言葉に、ミサは反応する。
ちなみに、今日はマコは仕事が入っている為、学校には来ていない。
恐らく、その話を聞いた時、かなり驚きを見せていたであろう。
「それで?どういった経路でその話に?」
「それについてはまた今度説明するよ。生徒会室に行かなきゃならないから」
そう言うと健太は、教室を出た。
そして、生徒会室の前まで辿りついた。
「な、なんだか緊張するな……」
さすがに今日からこの部屋に入ると言っても、初めての時は緊張する物で、健太はその扉から
発せられている、何か不思議なオーラに対して、何かを感じていた。
「う〜ん……けど、入らなきゃ」
やがて意を決して、健太はその扉を叩いた。
(コンコン)
「開いてるわよ〜」
中からは、相変わらず間延びした歩美の声が聞こえて来た。
それを確認すると、健太は中に入った。
「……」
中に入った健太が最初に見た光景は、中央に置かれたテーブルだった。
そのテーブルを囲むように、イスが何個か配置されている。
壁には、何かの資料から本までいろいろ置かれている本棚が設置されていた。
一番奥に、生徒会長である充の席がある。
他のメンバー達は、どうやらテーブルの周りに配置されているイスに座るのがルールらしい。
生徒会長の席には、パソコンが一台置かれている。
テーブルの上にも、同様のパソコンが一台置かれていて、今はそのパソコンを使って、音羽が
何やら打ち込んでいた。
歩美・瑞穂は資料の整理、明久は、恐らく予算等の確認、そして充は、パソコンと一対一で
何かをしていた。
健太が立っている位置からは、何をしているかまでは見えないのである。
「よく来たな。とりあえず、中に入ってくれ」
明久に言われて健太は扉を閉める。
そして、空いている席に座り、もう一度彼らを見た。
「……やっぱり、大変なんですね、生徒会の仕事って」
思わず健太は呟いていた。
「そうでもないよ。やってて充実してるし、生徒会って結構面白いしね」
笑顔でそう言ったのは、パソコンで何やら打ち込んでいる音羽だ。
一度健太の方を向いてそれだけを言うと、もう一度パソコンに向き直る。
現在彼らが行っている仕事は、文化祭について。
「文化祭が終われば、しばらく仕事はなくなるのよ。後は卒業式くらいかな」
瑞穂は、健太にそう説明した。