その117 生徒会の人々 1番目
新キャラ登場します。
三人程……かな?
会議室の扉の前までやって来た健太達は、中に入ろうとした。
しかし。
「ちょろっと外で待っててくれないかな〜?今中を片付けてる所だから〜」
扉の向こうから、そんな声が聞こえてくる。
「片付けって、一体今まで何があったんだよ……」
智也は短くそう呟いた。
「まぁそう言わない……」
「いいわよ〜」
「ほら、入っていいってよ」
扉の向こうの声につられるように、健太達は部屋の中へと入る。
そこで待っていたのは、数個の人影だった。
「待たせてごめんね〜。ちょっと取り込んでてね〜」
「まったく。ちゃんと片付けておけってあれほど言っといただろうが」
人数にして、5人。
恐らく―――というか確実に、生徒会のメンバーなのだろう。
何故なら。
「あら?あなたは……木村君?」
そう。
瑞穂がいたからだ。
「ああ〜君が瑞穂が話してた、木村健太だね?」
「あ、はい、そうですけど……生徒会長?」
生徒会長こと大村充の姿が、そこにはあった。
「あ〜君が噂の木村君〜?こんにちは〜」
「こ、こんにちは……えっと、どなたですか?」
健太は、突然挨拶して来た女性に対して、そう尋ねる。
女性の特徴は、高い背に青くて長い髪、出るところは出ているという、グラマラスな体型を
している女性だった。
恐らくは、ひと学年かふた学年は上だろう。
「始めまして〜。私の名前は三倉歩美よ〜。高二よ〜」
語尾を伸ばすのが彼女の特徴らしく、言葉の終わりを、一々伸ばす。
「僕は吉田明久。よろしく」
続いて、メガネを右手でクッと上げながら登場したのは、吉田明久という青年だった。
学年は、歩美と同じく高校二年生。
スラッとした背が特徴で、全身から、明かにクールオーラを漂わせていた。
「吉田先輩……ですか。よろしくお願いします」
かなえは、明久に挨拶を交わす。
「……ああ」
無表情のまま、明久は返事を返した。
「もうちょっと愛想出来ないのですか……あ、挨拶が遅れました。私は、生徒会書記を務めて
ます、水島音羽です。高校一年生です」
「マジで!?」
その場にいたと思われる名もなき先輩から、そんな言葉が漏れる。
「あ……水島じゃねぇか。そうか、お前って生徒会に入ったんだったな」
智也がそう呟く。
「新庄君と同じクラスなんですか?」
「え?あ、ああ……」
夏美に突如話しかけられて、多少動揺しながらも智也は答えた。
「それじゃあそろそろ本題に入ろう。空いている席に座ってくれ」
充は、そうみんなに勧める。
言われるがままに、一同は空いている席に座る。
それを確認すると、充は、話し始めた。