遊ぼう!
「…ふぁ~…まだ眠い…」
僕は起きてあくびをした。
「ルナちゃん起きてる?」
「おはよう、ママ」
部屋に入ってきたママにあいさつをして、僕はシャワーを浴びようと脱衣所にいき
「なんで、ついてきてるの?」
今までついてきていたママに声をかけた
「だって、ルナちゃん一人だとすれば不安なんだもの」
そう言うと思ったよ…
僕はあきらめてパジャマを脱いだ
◆ ◆ ◆
シャワーを浴びたあと、服を着てリビングに入るとママが朝食を作っていた
「あれ?ママ、パパは?」
「パパ?昨日仕事の付き合いとかでたくさん飲んできたからまだねてるわよ?」
「へぇーそうなんだ」
「それより、はい、はやく食べちゃいなさい」
「はーい、いただきます」
◆ ◆ ◆
僕は朝食をたべおわり食休みをしていると
「ルナちゃん、時間、大丈夫?」
ママに言われ時間を見ると9時だった
「えっ?まだ大丈夫じゃないの?」
「ルナちゃん、小さくなってるからいつもより時間かかるんじゃない?」
「あっ!そうだった!」
僕は準備をはじめた
~20分後~
「いってきます」
僕は喫茶『ウグイス』を目指し出発した
◆ ◆ ◆
「や、やっと着いた…」
僕は椅子に座って休憩している
「ルナは遅刻すると思ったんだけどなー」
対面には奏が座っている
「ここって、こんなに遠かったっけ?」
「ルナが小さくなったからな」
僕はここまで30分かかったよ…いつもは15分でつくのに…
「ルナもなにか飲むか?」
奏はメニューをとってわたしてくれた
「あ、ありがとう」
ん~♪なににしようかな~♪
「あっ!コーヒーにしようかな」
「えっ!?ルナ飲めるのか?」
「前は飲めてたよ?」
「じゃあ、ちょっとこれ飲んでみて」
奏はコップを僕に向けてきた
「うん、…っ!に、にがっ!!」
奏が飲んでたの、苦い、苦すぎるよ
「奏、なにこれ…」
「コーヒーの一つ」
「えっ?」
僕、味覚も変わっていました
「無難にオレンジジュースでいいんじゃないか?」
「う、うん…そうするよ…」
僕はオレンジジュースを注文した
「奏、今日どこに行くの?」
「んー、ルナの家でいい?」
「ここまできたいみなかった!?」
僕は思わず叫んでしまった。あっ、ジュースきた、
「うそ、うそ、冗談。ゲーセン」
「冗談言わないでよ…」
僕はジュースをのむ
「おいしい♪」
オレンジジュースってこんなにおいしかったけ?新たな発見!
気づけば奏が僕の写真を撮っていた
「なんで、撮ってるの?」
「ルナが可愛いから」
「また、そうやって誤魔化すんだから」
「後で写真送るからしっかりみろよ」
なぜか奏が呆れている
「……?」
僕が疑問に思っていると、また、写真を撮っていた
「よし、そろそろいくか」
奏は立ち上がろうとしていた
「ちょっ、ちょっと待って!」
僕は、残っていたジュースを一気に飲み干した
◆ ◆ ◆
僕と奏でしたゲーセンに着いた
「あ、ありがとう…」
「べつに、重くなかったから大丈夫だって」
奏は自転車で来ていたので、僕は後ろに乗せてもらった
「ここに来るの久しぶりだなぁ」
「あんまりこないのか?」
「うん、三年前に奏ときたのがさいごかな」
はぁ、懐かしいな♪
二年生からだったかな……ここにもこれなくなったのは
「……なんかすまん」
「そんなことはどうでもいいからさ、早くいこうよ♪」
僕は奏の手をひいた
ゲーセンに入って少し進むとクレーンゲームがあった
「奏、これ欲しい」
僕が指をさしたのはいろんな動物のぬいぐるみが入ってるのだった
「ルナこういう趣味だったっけ?」
「違うけど、無性にほしくなった…」
「やってみれば?」
「えっ?いいの?」
「いいって、いいって俺は見てるから」
奏がそう言うので僕は、100円をいれ、やってみた
「えっ!?」
アームはぬいぐるみをつかみはしたが、途中で落ちてしまった
「それなら…」
僕は500円をいれて6回やっても
「な、なんで」
一つも取れずにいたら
「ちょっと、貸して」
奏が100円をいれて
「ルナ、どれでもいいんだよな?」
と、きいてきた
「え?うん」
すると奏は
「はい、これ」
「えっ?あ、ありがとう」
ペンギンのぬいぐるみを差し出してくれた
「じゃあ、次々いくか」
「ふぇ?あ、うん!」
それから、僕と奏は太鼓をたたくゲームや、パネルを踏むゲーム、古いのだと穴からでてくるミミズをたたくゲームとか、たくさん遊んだ!
まぁ、どのゲームも僕が力が弱くなってたり、腕や足が短くなってたりしてうまくできなかったけど、とても、楽しかった!
「またな、次は高校で」
「うん、またね、奏」
僕は家まで奏に乗せてもらった