幼なじみとの邂逅
「ルナー、いるかー?」
このドアの向こうに幼なじみの『小牧 奏』がいる
奏はこの僕を受け入れてくれるのかな
もしも、拒絶されたら
そんなの嫌
嫌われたくない
あと一歩でドアに手が届くのに
その一歩が遠い、怖い
僕はいつの間にかふるえていた
「ルナちゃん、ルナちゃんは大丈夫、大丈夫」
ママは大丈夫と言ってくれた
「僕は大丈夫、大丈夫……」
自分にいいきかせたきっと大丈夫……
でもまだ怖い、けど僕は勢い任せに一歩踏み出しドアノブをつかみ、ひいた
「あぁ、ルナおはよ……?」
「お、おはよう……奏」
僕はふるえをこらえてあいさつをした
「ル、ルナ?なんか、髪伸びてないか?それに、身長もさらに低く……」
「……なぜか女の子になってたからね……」
「女の子に?」
奏はこの僕を見てどう思ってるのかな……
「うん……朝起きたら女の子になってた……」
「んー?そうか……」
僕の言葉は説明にもなっていない、事実をただ言っているだけ……それでわかってくれるわけないよね……
「じゃあ、目の前にいるかわいい女の子はルナってことでいいのか?」
「……べつに……可愛くない……」
こんなときに茶化すのは、奏らしいけど自分自身のことを可愛いとか認めたくない……もともと、男の子だったし……
「お前は誰が見ても可愛いって、それで、お前はルナでいいのか?」
「う、うん……ルナだよ?」
「よし、これでこの話は解決だ」
え……?奏はなにを言っているんだろう
解決ってことは……僕を受け入れてくれた……の……?
「か、奏?どうして受け入れるのそんなにはやいの?」
「なんでって、姿は変わってるけど雰囲気がルナだし」
ふ、雰囲気って
「それに、ルナもなんでそうなったかわかんないんだろ?それをきいてもいみがないからな!」
「ふぇ?それでいいの?」
「それでいい!」
それでいい!って……あっさりしてるね……
「まぁ、よかったんじゃない?わかってくれたんでしょ?」
ママはそう言うけど、なんかとてもあっさりしてるよ……
「ルナ、高校は入れるのか?」
「う、うん。大丈夫だったよ」
「それじゃあ、高校でもよろしくな!」
「えっ?う、うん!」
奏が手のひらを見せてきて僕と奏はハイタッチをした
「なんで、ハイタッチ?」
「なんか、しまりがいいかなって」
僕が知っている奏は変わっていませんでした
「あー……ルナ」
「どうしたの?奏」
奏は僕の顔から目をそらして
「い、いやー、ルナ、前から女の子っぽいところあったけど……実際女の子になったら可愛いというか、破壊力がな……」
「奏、さっきから僕のこと可愛い可愛いって言うけど奏は普通にイケメンじゃん、告白されたこと一度、二度くらいじゃないでしょ?それに僕より可愛い子だってたくさんいるよ。それで、破壊力ってなにが?」
「それを言うならルナだってされ「言わないで!!」た…す、すまん」
僕の最後の質問を聞き流してとてつもない爆弾を投下していったよ
というか、それ黒歴史だから!前にそれでいじるなって言ったから!
「え~?なにそれ?ママ知らない~」
うわっ……ママが興味を持ってしまった……
奏、絶対数に言うなよ……僕は奏に目線を送る
すると、奏は僕に向かって頷いた
よし、わかってくれーー
「ルナのお母さん、ルナは前、男子に…」
「わーわーわー」
ーーてなかった!?なんでわかってくれなかったの!?
それに奏、ちょっと笑いこらえてない!?
「ガチなほうの……」
「やーめーてー!」
僕、もう聞きたくない……
「それで、ルナ、どうする?」
「ん?どうするって?」
「いや、遊ぶか?って」
あっ!忘れてた……
「ルナなぜか俺との約束忘れるよな……」
「ごめん、ごめん、わざとじゃないから」
「じゃあ、なんでだよ……」
ん~?もしかしたら……
「奏、約束したらいつも来てくれるから気が抜けるのかも」
「そうなのか?じゃあ、今度待ち合わせでもするか?」
「いいね、次はいつにする?」
気軽に聞いてみると
「じゃあ、明日」
「明日!?」
それは早すぎじゃない!?
「ルナだって早くそのからだに慣れないとな」
えー……もうたくさん動いたんだけどな……
「じゃあ、何時何分どこ集合?」
「んー、10時に喫茶『ウグイス』で待ち合わせな」
「うん!わかった!」
それから奏は帰っていった
こんにちは!投稿3日目です!!
ブックマークを付けてくださった方々ありがとうございます!
感想などはもう少し下に書けるところがあるので気軽にください
お願いします!