変化の実感
「ルナちゃん、朝よ~♪」
母さん、じゃなくて、ママの声が聞こえる
でも僕はまだ眠いよ
「ルナちゃん、起きてる~?」
あと5分は寝たいよ……この居心地のいい微睡みの空間から出たくないよ……
「起きないと、こうよ♪」
「……?……ひにゃっ!」
目が覚めた、ハッキリと……
「ママ!なにするの~!」
「ルナちゃん起きないし、かわいかったからつい♪」
「ついでこんなことしないでよ~!」
うぅー、ママに耳をはむってされたよ……
というか、ついと言うよりわざとだよね……
「そんなことより、朝ごはんできてるからはやく降りてきなさい」
「はーい」
僕はパジャマからママに選んでもらった服を着る
まだ抵抗はあるけど、着せられるよりだったら自分で着たほうがまだましだよ……昨日の買い物で服の着方も教えてもらったから一人でも大丈夫なはす!
それでも、慣れないからかいつもより時間がかかってしまった
僕は部屋から出るとリビングにいくために階段をおりるんだけど、女の子になっちゃったから身長も縮んでるからいつもより慎重に慎重に降りていると
「ルナちゃん可愛い!」
ママが手にビデオカメラを持っていた
「ママ……なにやってるの?」
「ルナちゃんの可愛い姿を収めているのよ」
僕のママってこんなふうだったっけ?
「というか、もう階段降りきったからはやくいこうよ」
「そうね」
ママはそういうとリビングに歩いていく
僕もリビングに歩いていく
「おはよー」
「ん?ルナ、おはよう」
僕はパパにあいさつをして椅子に座るこの椅子も前はちょうどよかったのに、今は大きいよ……僕、今いったい身長何センチなんだろう?男の子のころから小さかったけど……背が低めの女子と同じくらいだったんだけど今はさらに小さい……もしかしたら140センチいってないかも……ま、まぁ、それはないかな中学校でも140センチいってない人いなかったから、大丈夫なはず……
「ルナちゃ~ん♪な~に考えてるのかな~?」
「べ、べつに、身長のこと考えてないもん!」
「な~んだ、身長のこと考えてたんだ~♪」
うぅー、焦ってつい
「うぅー……」
「うなってるのも可愛いけど、早く食べちゃいなさい」
「はーい」
僕は朝食を食べ始めた
◆ ◆ ◆
僕は昨日から女の子になっているがたった1日でも自分の変化にはびっくりする、例えば、女の子になって食が細くなったことかな、いつもより少ないのにお腹がつらいよ……
僕はソファーに座って食休みをしていた
「食べ過ぎたかも……」
「こうなるから、多いんじゃない?って言ったのに」
僕は自分自身の食の細さをなめてました
「ルナちゃんは今日なにするの?」
「うーん?高校からの宿題は終わってるしな……」
その時僕の携帯がなった
「ん?はい、もしもし」
『えっ?ルナか?』
「奏?ルナだよ?どうしたの?」
僕の携帯だから僕以外がでるのはあんまりないんじゃないかな?
『いや、声がいつもと違うから……ルナっぽい声ではあったけど……』
「そうかな……で、なにかあった?」
『やっぱり忘れてたか……今日遊ぶ約束だっただろ?』
あれぇ?そうだったっけ……僕の記憶力大丈夫か?
「えっ?ごめん、忘れてた……家来てもらっていい?」
『行くもなにも今むかってる、もう少しで着くから』
「うん!わかった、まってるね?」
僕は電話を切って、部屋の片付けでもしようかなと思い立ち上がって気づいた、僕、今女の子だった
「母さん!どうしよう!奏が家にくるよ!」
僕は焦っていた
だってこのままだと……
「僕が女の子になってるって知られたら絶対ひかれるよ~!」
母さんは
「ママって呼びなさい」
「えっ!?そこ!?あぅ……」
僕にデコピンをしました
「奏君ならきっとわかってくれるわ」
「で、でも……」
確かに奏は僕に親身になって接してくれたり、辛いことを忘れさせてくれたりしてくれた……けど……
「ルナちゃんが不安ならママも一緒にいるわ」
「うん……ありがとう、ママ」
「じゃあいくわよ」
ママは僕の手をひいていきます
「えっ?まだ来てない「ピンポーン」よ……き、きた……」
僕のママはとても不思議な人です
お父さんとルナの絡みがかけません
なぜかお母さんとの絡みになってしまいます
なぜなんでしょう?
これからお父さんとの絡みもかいていきたいです