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女の子になっちゃったけど…  作者: 拙
夏休み
34/44

買い物へ

環ちゃんに誘われたその日の夕食を食べ終わってゆっくりしていたとき


「ねぇ、ママ。今度の土曜にあの3人と海にいくことになっーー「えっ!?そうなの!?それで、奏君を誘惑っ……」ーーしません!!奏とは幼馴染みで親友だから!!」


僕はタイミングを見つけられなかったからもう、普通に話そうとしたらママが変なことを言ってきた


もう、ママはいつもそうなんだから……

奏とはそうゆう関係じゃないのに……


「それでね、海に行くのに楓ちゃんも一緒にどうかなって」


僕は楓ちゃんに向かって言った


「ふぇっ!?楓もですか……?」

「うん、僕が楓ちゃんと一緒に遊びたいし、友達にも紹介したいんだけど大丈夫かな?」


楓ちゃんは少し考えているようだが


「……はい、大丈夫です……でも、はじめて会うひとは緊張しちゃうので……」


楓ちゃんは恥ずかしそうに目をそらしながらいう


「ル、ルナさん1ついいですか……?」

「……?どうしたの?」

「えっと……楓、水着持ってないです!」

「ああ、大丈夫だよ僕も持ってないから」

「……ふぇっ……?」


楓ちゃんは不思議そうな顔をする


「だから……」


楓ちゃんはきっと迷惑がかかるかもしれないと考えているのかもしれない

だけど、僕はママに向かっていった


「ママ、水着買いにいくからお金ちょうだい♪」


   ◆   ◆   ◆


翌日、僕と楓ちゃんは歩いていた


「ルナさん、本当によかったんです?」

「うん……もう、後戻り出来ないからね……」


僕たちはママに十分なお金をもらって出掛けている

けど、そのお金のもらい方がね……

あーあ……余計なこと言わなかったらよかったなぁ~……


「えっと……ルナさんっておよげるんですか?」

「……楓ちゃんはどうなの?」

「……それはですね……」


僕と楓ちゃんは黙って目線を互いにそらした


うん、僕は泳げないっていうレベルじゃなくて、泳ぎ方を知らないっていうレベルなんだよ。なんせ泳いだことないからね……もしかしたらにかけようかな


ちなみに楓ちゃんも泳げないみたいだね……

まぁ、あえて言葉にはしないけどね……


それから海に関することの話題はあからさまに避けながら会話した

そうしていると、第一の目的地に着いた


「ルナちゃんおはよー!」

「うん、環ちゃんおはよう」


第一の目的地『環ちゃんの家』が見えてきたところで環ちゃんたちがこちらに気づいたみたい

わざわざ、家の前で待っていたみたいだね。こっちに駆け寄ってくる


「あっ、紹介するね。従姉妹の楓ちゃん」

「あっ、えと……よろしくお願いします……」


楓ちゃんはそういいながらほんのすこし僕の後ろに隠れた


「私は工藤環だよ。こちらこそよろしくね。楓ちゃん♪」

「……ん、相沢宏樹。よろしく……」

「環さんと宏樹さんですね。よろしくお願いします……」


   ◆   ◆   ◆


それから環ちゃんと楓ちゃんと僕の3人で買い物をした

宏樹くんは楓ちゃんとの顔合わせがメインの目的というか、それだけが目的だったので、帰ってしまった。

なんでも『ぼく以外全員女子は……ちょっと』ということらしい


まぁ、買い物も早めに終わって家に帰る

今日はこの帰り道が長くなって欲しいと願うけど、やっぱり普通の時間、遅すぎず早すぎずの時間で家に着いてしまった……


……もう、諦めるしかない!たとえ、ママのオモチャにされたとしても海に行くために!!……ってあれ?僕はそんなに行きたくないと思ってたんだけどな……


……まぁ、やっちゃったもんは仕方ないとわりきる!!


そんな、決意(諦め)を決めてドアを開けると

やっぱり、カメラをバッチリ準備しているママに遭遇した


皆さんお久しぶりです。

待っていた方々1ヶ月ほど投稿無しですみませんでしたm(_ _)m


この1ヶ月ほどの間に、感想を貰えてとても嬉しかったです。思わずテンション上がっちゃいました。

気軽に良いところとか悪いところとか教えていただけたらうれしいです。

よろしくお願いします!

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