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女の子になっちゃったけど…  作者: 拙
夏休み
32/44

久しぶりの学校


奏と話をして歩いているとすぐに学校に着いたような気がする


楽しいことって時間が経つの早く感じるよね……

逆につまらないことは遅く感じる


最近はつまらないと思うことが少なくなってる気がするな


そんなことを考えながら奏に続いて下駄箱をを開けて靴をはきかえると、奏が待っていた


僕、前から靴を履くのが遅くて待たせちゃうのが悪いんだけど……別に先に行っててもいいのに……


「奏、待たせてごめんね」

「待ったっていってもほんの少しだろ」

「それでも、言わないと落ち着かないの」


僕と奏は教室に向かう

今日はいつもより早く着いたかなと思いながら教室に入ると先に来ていた女子と男子がそれぞれ固まってなにかを見ていた


なに見てるのかな?僕的には男子のほうが気になる……けど、見た目が女子の僕が入ると変だよなぁ……

だったら女子のほうにいこうかな、環ちゃんもいるみたいだしね


「ねぇねぇ、なに見てーー」

「あっ、ルナちゃんおはよう、今日はいつもより早いね」

「う、うん……おはよう……で、これなに……」


みんなは動画を見ていた


「これ?これはねルナちゃんが猫と戯れてる動画だよ」

「それは見たらわかるけど……なんでこんなのがあるのかな……?」


これを撮った人には心当たりがある

というより、あいつしかいないよね


「これは、奏さんからーー」

「奏!やっぱりお前か!」


僕は奏のほうをむきながら叫んだ


「うおっ、なんだルナそんなに大声だして」

「なんだじゃないよ!なにあの動画、いつ撮ったのさ!」

「あの動画ってどの動画だ?」

「僕が猫と戯れてる動画だよ!」


ほんとに、なんであんなのがあるのかなぁ!

僕、撮られた記憶がないんだけど……写真はたくさん撮られた記憶があるけど


「ああ、あれは部活動勧誘会があった日の朝に」


……それっていつくらいだっけ……?

あー、そうそう、部活動勧誘会ってあれだよね、えーと……僕が迷子にーーじゃなくてパズルの先輩とあった日だよね。うん、それくらいしか覚えてないなぁ……


「ほら、ルナが迷子になったやつ」

「ま、迷子になってないし!」


あれは、ただ皆と離れちゃっただけで迷子とかじゃないし……


「いつの間にかいなくなってたからな。心配したんだぞ」

「あはは……ごめんなさい」

「もう、心配させるんじゃないぞ」

「うん、善処するね……」


あれ?なんでこんな話になってるんだっけ……

たしか、奏じゃなくて僕のほうがなにかいってなかったっけ……


「……あっ!奏、そうじゃなくて!あれ、動画だよ!」

「……動画がどうしたんだ?」

「なんであんなの撮ったのさ!」


撮るなら撮るって言ってくれればいいじゃん!まぁ、言っても撮らせてあげないけどね……


「ルナが微笑ましかったから」

「……それってバカにしてる?」


微笑ましいって……それって小さい子を見てよく言うセリフだよね

それは、僕が小さい子と同じってことかなぁ……?


「いや、してないしてない。というか、ルナはなにに怒ってるんだ?」

「えっ?それはーー」


……そう言えばなんで怒ってるんだっけ……

勝手に動画撮られたから?それとも、それを皆に送ったから?子供扱いされたから?


どちらかと言うと、子供扱いされたほうが嫌だ。なんとなく、奏と同等の立場じゃないって思われてるかも知れないから……でも、してないって言われたしな……


動画のほうは……うん、今さらどうでもいいかな。奏のことだから今あるのを消しても保存してそうだし……


「ーーもちろん……なんでだっけ?」

「いや、俺に聞くなよ」

「だよねー」


結局どうでもいいと結論をだした僕は奏と笑いあってから環ちゃんのところにもどって


「……ルナちゃん、本当に奏さんと付き合ってないの……?」

「え?付き合ってないよ。奏も僕のことそんな風に思ってないでしょ」


僕がそう言うと環ちゃんはため息をついて奏のほうを一瞬見た

……なんでこのタイミングでため息をついたのかな?


約1ヶ月ぶりの投稿でした

長らくお待たせしてしまってすみません……

あっ……待っている人がいるかもわかりませんがいたらという希望を持ちたいので……

待っている人がいると思って、次はもっと早く投稿できるようがんばります!

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