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女の子になっちゃったけど…  作者: 拙
一学期
26/44

放課後

久しぶりの投稿です

間が空いてしまいすみません!

「まず、テスト範囲を教えてくれ」

「そこからなの!?」


放課後の教室で僕は奏に英語を教えていた

最初に勉強を教えてくれって来たときは勉強じゃなくて前みたいに遊びたいだけだと思ったんだけど…実際結構ヤバいらしい


「すまん、授業中に見えるルナが可愛くてつい」

「僕じゃなくて黒板を見てよ…」


授業が頭に入らないってどれだけ僕のこと見てるのさ…

奏前は普通に勉強できてたのに…


「仕方ないな…はい、これ」

「ん?なんだこの紙」

「テスト範囲、僕が覚えてる範囲だけだけど…英語だけじゃなくて全部わかんないんでしょ」


これさえ渡しておけば家でも勉強できるよね

つまり、僕必要ないよね


「じゃあね、奏がんばって」

「…待て、ルナテスト範囲もわからない俺が授業をまともに聞いてるわけないだろ」

「それを普通に言うなよ!」


やっぱりそうなりますよね。

わかってたよ…


「というか、教えるって言っても教科書見れば大抵わかるじゃん」

「え?そうなのか?開いてないからわかんないわ」


うそでしょ…こいつ授業中なにやってるのさ…

あっ、僕を見てるんだっけ?


「そういえば、前のテストはどうだったの?」

「ギリギリセーフだ」

「それからなんで勉強しなかったの!?」

「セーフだったから」

「ギリギリだったんだよね!?」


はぁ…ため息が出そうだよ


「英語はここの単語を覚えておけばたぶん大丈夫」


基本が抜けてなければね…

僕は英単語帳を渡す


「おう、ありがとな。じゃあ数学を教えてくれ」

「いいけど…どこ?」

「全部」

「あのさ…少しは自分で解いてみなよ…」


教科書を開くなりすぐに聞いてきた奏に呆れつつ自分で解くように言ってみる

聞いていないとはいえ、すこしくらいわかるところはあるでしょ


「えー…」

「奏?」

「やってみます!」


僕が不機嫌な雰囲気を出したらいうことをきいてくれた

もうっ、最初からそうすればいいのに


   ◆   ◆   ◆


「あっ、奏ここ計算ミスしてる」

「えっ?あっ…ほんとだ」


途中途中問題の解き方を聞きながら問題を解いていく奏

焦らずゆっくりやってもいいのになぜかものすごい勢いで解くからさっきから計算ミスが少なくない


「あっ、こっちも…って聞いてる?」

「…ああ、すまんちょっと気抜けてた」

「うーん…じゃあ休憩にしようか」


普通はこんなに一気に詰め込まないからね。


「えっ、でも時間が」

「頭が疲れてるのにやっても苦にしかならないよ」


僕は鞄から細い棒状のチョコレート菓子を取り出して続ける


「それに、適度に休憩をとらなきゃ覚えれるものも覚えられなくなるかもだよ?いい状態をキープしなきゃ。それで食べる?」

「あー、じゃあもらうわありがとな」


最初からそういえばいいんだよ…


「そう言えばだけど…数学以外は大丈夫なの?」


別に教える気はないけど


「社会と科学はほほぼ暗記だろ?国語はなるようになるさ」

「前から暗記得意だったもんね」


奏はおかしいくらい暗記が得意だ本当にその才能を分けて欲しいくらいだよ…


「でさ…国語も教えてくれないか?」

「えー?僕、教えるのあんまり好きじゃないんだけどな…」


教えるのは好きじゃない、ただ間違いを見つけるのは結構好き


「今度なにか奢ってやるからさ」

「ぅー…仕方ないなちょっとだけだよ」


べ、別に物につられた訳じゃないからね


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