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女の子になっちゃったけど…  作者: 拙
一学期
23/44

体育祭《1》

「なんでこんなことになったんだろ…」


今日は体育祭当日…朝に特別応援の最終確認をするんだって

だから僕は一人で歩いている…あれ?一人って何気に初めてじゃないかな?朝はいつも奏が一緒だったから…別に寂しいとか思ってないよ…


「…はぁ…なんでこんなことになったんだろ…」


井上さんが暇だって言ってたのにやることあるなんて…まぁ、仕事がないとはいってなかったけど…なんか、応援合戦が終わったあとに各組の特別応援団で応援するんだって…みんなの前で…しかも、衣装がアレだもんな…はぁ…やだな…


僕はため息をつきながら順調に歩みを進めていった


   ◆   ◆   ◆


「えっ…本当に着なきゃダメですか…?」


僕は着る服を前にためらっていた


「え~?ダ~メ♪大丈夫、絶対似合うから♪」


「というか、もう、私たちが着てるんですが」


うぅ…唯先輩と透先輩はもうこれ着てるよ…


「は、恥ずかしくないんですか?!」


「ルナさん、そういうのは捨てなければならない時があるのです」


透先輩、諭してこないで…


「それに、去年も私着たので」


それは…えと…御愁傷様です…?


「え~?かわいいのに、もったいないよ?」


唯先輩、かわいいとか今要らないよ…


「もう!早く着ないと着せちゃうよ~?ルナちゃん♪」


「え!?ま、待ってください!」


そ、それはやめて欲しいなってぇ!


「待ったな~い♪透!」


「はいです!」


「ちょっ!?」


僕は透先輩に押さえられ、唯先輩に着替えさせられた


   ◆   ◆   ◆


「なんでジャージじゃダメなんですか!?」


「えーと…それはですね…」


「それだとつまんないからだって♪前の先輩が言ってたよ?あははっ♪」


誰ですかつまんないって言ったの!

それになんで唯先輩楽しそうなの!?


「うぅ…恥ずかしい…」


僕たちが着てるのは緑色がメインのチア服…しかも、おへそっ、おへそが見えそうっ…


「私が作ったチア服、そんなに嫌ですか…」


え!?透先輩がつくったの!?


「えっ、嫌ではないですよ…?」


嫌ではないはず……恥ずかしいだけで…


「ルナちゃんかわいい~♪恥ずかしがってる~♪うぶ~♪」


なんか唯先輩のテンションがおかしいような気がする!


「お肌もきれいだな~♪」


「えっ、ひぅっ!」


唯先輩が僕のおなかを撫でてきたよ


「あっ♪反応もかわいっ♪じゃあこっちは…?」


唯先輩の手が今度は太ももの方に向かっていく


「唯先輩、もうすぐ出番ですよ」


あっ、透先輩が唯先輩を止めたよ


「あぅ…えー?もうちょっとだけ…」


「ダメです」


えっと?これは助かったの…?


「ルナさん大丈夫ですか?」


「だ、大丈夫です…」


「ならよかったです…では、出番なのでいきましょうか」


そう言われて見てみると、ちょうど各組の応援合戦が終わる頃だった


   ◆   ◆   ◆


応援合戦が終わって僕は男子の徒競走の応援に向かっている

それにしても、応援合戦の初めはほぼ歓声でうまってたな…なんでだろ…それに、少し動きミスしちゃったな…謝ったら透先輩は「大丈夫ですよ」って言ってくれたけど唯先輩は「かわいかったから大丈夫!」って言って…あれは励ましてくれてたのかな?


僕が男子の待機場所に着くとなんか視線を感じるよ…

そうだよね、着替えてないというか着替えられないからね…

それじゃなかったらもう、ジャージになってるよ!


うぅ…視線が痛いよ……もう、言うこと言ってもどろ


「えと…頑張って下さい…」


「「「「はい!!頑張ります!!」」」」


うわっ!一斉に返されるとびっくりするじゃないか…


「あっ!ルナ!」


「…なに…奏」


もどろうとしたとき奏が声をかけてきた

なんだよ…早く戻って持ってきておいたパーカー着たいのに…

あっ、でも奏と会うの昨日ぶりかもなんか安心する…ってなんで奏の顔みると安心するのさっ!


「いや…ルナかわいいなって…」


「……バカ…」


僕は小さな声で言った。聞こえてないよね…


「ん?何て言ったんだ?」


「なんでもないよ。奏頑張ってね」


「ああ!」


「んと、じゃあそろそろ戻るから」


あっ…唯先輩に戻るときには手を振ってからって言われてた

なので僕は手を振っておくことにする


…恥ずかしくて、振りが小さくなっちゃったけどいいよね


総合評価100pt越えた~!やったぁ~♪

ブックマークしてくださった方、評価してくださった方ありがとうございます!

感想もよろしくお願いします!m(._.)m

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